the merph

今シーズンももちろん健在です

10年作り続けても未だ需要があります

少しずつ変化をしてきましたが

3シーズン前からメンズに関してはほぼ変更はありません

この形は僕自身の制作の中で完結したものとなりました

素材はフォギーダイ裏毛をえらびました

スラブ感とむら染めの乾いたスウェット生地

秋冬のみならず

春も使えるポディションにしてあります

このカーキが一番生地の表情が分かると思います

スラブ糸が縞模様を成します


この後

9月に入ると同じ形でイタリアのニット素材を使ったバージョンが入荷します

生地の厚さを考慮し

アームホールから袖に少し余裕を持たせる修正をかけてあります

そちらに関してはアウターとしてしっかり戦力になる物です


どこのレーベルでもほとんど作るであろうスウェットパーカ

それをしっかり自分たちの形と言えるものに仕上げる事が出来たと

そう思います


苦楽

いい夕焼けになってきました

秋の進撃が勢いづいております

京都の夏は例年もっとしつこいのに

連日の降雨と強い風のおかげでしょうか

一気に秋になってきました

今日の午前中に春夏の作品を全てトランクルームへ移動し

完全に秋冬への覚悟を決めました

九月に入ると続々と新作が押し寄せて来るので

店の限られたスペースを軽くしておかないととんでもない事になるんで


吉川店長からの報告によりますと

今年の秋冬の滑り出し上々との事

シャツ

パーカ

カットソー

まんべんなく好評をいただいていると

ありがとうございます

現在わたくしは来年の春夏の制作を恐怖に近い焦りとともに進行しています

映像もいよいよ最後の撮影を待つのみ

編集と音楽制作がビートを上げております

次回はまたがらりと変わった作品になりますのでご期待下さい


店も仕事も大忙し

新しいシーズンの始まりと挑戦

苦もありゃ楽もある

それで当然

いちいちブレブレしないですすんで行きましょう







夏の悪臭

夏は臭い

汗がとか物が腐るとかそう言うのではなく

季節の匂いが臭い

この大嫌いな夏の匂いが

ある日突如として消える

昨日

そのいやな匂いが消えた

一気に気分が良くなる

これからどんどん傲慢な夏は衰退していく

そしてどんどん知的な秋が街中を侵略する

いいぞ

いいぞ

その調子


秋の制作は次々とcassowaryに到着している

今年の一番手はシャツ類

どの品番もしっかり出来上がった

そう

しっかりしてる

生地のツラ

デザインのツラ

共に良い

お忙しい皆様をこちらで是非ご覧ください



9月になるとニット素材を使用したパーカやカーディガンが届く

今年はイタリアのいいのが手に入ったので

奮発して大量に買い込んで色々使っている

merphは秋に強い

casswoaryでお待ちしてます




新レギュラー

シャツをコートのポディションにグレードアップ

低価格にて秋の始まりの羽織りものが完成

今回はコットンモールスキンをチョイス

肉厚ながら腰の柔らかいグッドファブリック

光を蓄えると炭の様に艶やかな表情になる


今年もシャツは軽いジャケット仕上げ

これから夏の太陽がだんだん弱って

一番最初に出番が来る

そんなシャツを創っている



1 夜がなければ星は見つからない

もう
夏の力は夜にまで及ばなくなってきました
秋が徐々に夏を退治し始めています
そんな夏が終わりに向かう夕刻
昨日はサロンplakの門出を仲間たちと祝ってきました
どこかで見たことのある風景がそこにもありました
次から次へと届く北極星たち
祝いならシャンパンか樽酒でも開くところですが
集まった面々はみな片手に黒ラベル
右手に福松の料理という塩梅
類は友を呼んでいました

今月はいろいろなことが起こります
新しい始まりに
懐かしい再会
お祝いもあれば大きな病気と闘ってる友人もいます
楽で楽しいことばかりじゃない
苦く苦しいこともあって当然です
でも
どっちもひっくるめて自分のものなわけです
夏は嫌いですが
終わりに向かう夏には少し同情します
この大嫌いな季節があるのも
冬を好きになった原因の一つなんです
世の中
そうやってできてるんです

7周年

おかげさまで

cassowaryはKAMMMERとしてスタートしてから本日7歳となりました

寺町御池でSanctumを始めた2005年

予想以上に多くの方々にご来店いただき

すぐさま調子に乗って店舗を別で構えようと企みました

しかし

なかなか物件がみつからず

御幸町は絶対にいやだったので

どこかに寺町通りの様に歴史を感じながら

路面で店を営業出来る場所は無いかと酒を飲みに行った帰りに

毎日の様に碁盤の目をしらみつぶしで探しました

そんなある日

夜中に通った堺町六角

まったくノーマークだった交差点に理想の正方形を見つけたんです

それがここ

当時洋服店が入っていましたが

どうせ出すならここがいい

そう思って

翌朝すぐに不動産関係の友人にお願いし

もし退去願いが出たらすぐに連絡してほしいと頼んでおきました

それから二年

寺町の店も忙しく

卸先も増え忘れかけていたところに友人から電話
 
『坂井君 あの物件夏に空くで』

春の陽気がようやく安定して来た四月の末の出来事でした

あれからもう七年です

苦労も興奮も恐怖も歓喜も絶望も全てここで体験できました

これからもきっとそれの繰り返しです

今日はお祭りはしません

まずはこの店を一緒にやって来た吉川と乾杯して来ようと思います

5年経っても相変わらずではありますが

何でも出来ると思って勘違いしてる若造より

何も出来ないでもがき苦しみ続ける餓鬼の方が我が社には必要なんです

社長である僕がそうなのですから

明日からも変わらず苦労しながらこの店を何とかやり続けて行きます

宜しくお願いします


そして

8月16日

五山の送り火の夜

17時より

ささやかではございますが

いつもの通り

黒ラベルを20Lと

当初福松にお願いしておりましたお料理ですが

店主が不慮の事故に遭い

入院せざるを得ない状況となりましたので

ピンチヒッターと致しまして

御所南

Sala de esterにケータリングをお願いし

旨い物をつまみながら乾杯をして頂こうと考えております

生憎一階のcassowaryから大の字はご覧頂けませんが

燃える前燃えた後

冷たいビールを飲みに来てください

ビールが尽きるまで

いや

ビールが尽きても呑んおります

皆様のご来訪

心よりお待ち申し上げております




人型サムシング

九年半のSanctum inc.の歴史の中で

未だに越えられないトップレコードの売上がある

確かオープン二年目の九月だったと思う

その日は平日

天候は台風直撃

ただ前日に入った新作に多数の問い合わせを貰っていたと記憶している

開店すぐになじみの顔が現れて

生憎の天気だしと珈琲を入れてゆっくり飲みながらソファで話していた

すると直ぐまた来客

そこから耐える事無く誰かがやって来る

そのうち新規のお客さんもちらほらと

結局閉店までずっと誰かがいる状態だった

ただ

忙しくてどうにもならないと言うのではなく

8時間の営業時間ずっと誰かと話をしながら珈琲飲んでいた状況

最後のお客さんが帰ったあと集計して驚いた

あの日は1人だったから友達の店へ盛大に飲みに行ったはずだ


今日も台風の来襲

そして昨日問い合わせを多数いただいたTATAの転写パンツが入荷した

あの日と違うのは店が堺町六角の路面になった事

平日ではなく土曜日だと言う事

そして店の主が僕ではなく吉川青年だと言う事

さあ結果はどうなるか

未完の底抜け大器

人型サムシング

吉川薫

今月のMVPを目指して今日も張り切ってcassowary運営中

よろしくどうぞ





進撃のヒーロー

今月は忙しい

事務所の引越に新作ムービーの撮影に春夏のサンプルアップに

秋冬の量産進行に

進撃の巨人14巻に

アイアムアヒーロー15巻

圧倒的に人手不足

圧倒的に体力不足

退去まであと一週間だと言うのに

その間に撮影2件と新巻2つ

神様の試練と悪魔の呪いが同時にやって来た

どっちがどっちだかわからない

そりゃそうだ

悪魔はみんな元神様だからね

神様がやるのが試練で

悪魔がやるのが呪いって呼ばれるだけの話

雑炊とおじやの違いと一緒

雑炊の敬語がおじや

皇室の方々が食べる雑炊が『おじや』

水分の量やスペイン料理のオジャ?だかがルーツってのはいまいち説得力が無い

僕はおじや敬語説を推奨している


話がそれた

とりあえず忙しくしているが

楽しくやっている

来週7歳を迎えるcassowary

吉川店長がお盆で帰って来る皆様をおもてなしするために

色々仕込んでいる様だし

ご期待頂けたら幸い

サプライズ企画もあり

僕個人

非常に楽しみにしている企画

吉川の晴れ舞台見届けて頂きたい

キリンのガイコツ

出演者と制作側のスケジュールの合間を巧みに縫って

撮影はじわりじわりと進行中

順調に美しい映像がSONYの目玉の中に飲込まれている

ぞくっとする瞬間多数

ただし

真夏の撮影

したたる汗の量は半端なし


今回の撮影の際

休憩時間にちょっとバレーをしてみた

撮影監督も元バレー部

ひさしぶりのレシーブとトス

驚いたのはボールの固さ

痛くてレシーブするたびに悲鳴が漏れる


永遠に続けられたツーマンも10回も続かない

10年の月日は悲しい程に残酷


記憶が正しければたしかわたくし

高校時代バレー部

愛知県ベスト8


控え

リベロ

当時はリベロなどとは言わなかった

ミドルブロッカーが後衛に下がった間休憩させるための交代

主戦場はベンチ

レシーブの乾いた音で昔の事を思い出した


来週もまた別の撮影

タオルと水分が僕らの命綱























cobolt green burgundy

昨年好評だったスウェーデンのレインコート

今年も入荷

新色が沢山発表された

その中から三色をピックアップ

天竺に艶を押さえたラバーをコーティングしたこの素材

手触りも良く

発色も落ち着いて美しく収まる

出来る事なら素材を手入れて自分でも何か創ってみたいと思うほど

雨を凌ぎ風を壊し

裏は天竺だから肌に接してストレス無し

デザインはシンプル

魅力は十分