勝負の一週間

昨日はほぼ終日店頭を手伝い
久しぶりによくしゃべった
長く事務所に入り浸って
店頭での接客をおろそかにしてきたことを再確認するとともに
その楽しさと重要性を改めて感じた

今年は工場の協力により
merphのアウターがこの連休を前に全て揃うという
過去にない最高の状況を作ることができた
ここからこのストックから溢れた作品たちを
京都と神戸で必要としてくれる人を探していく
全ての在庫を見ると莫大だけど
一つ一つの品番の各サイズを見るとすでにかなり減ってきている
全体を見ると少し不安だが
細部を見るとわくわくする
今年の製作はどうやら
我々の服を見に来てくれる方々に認めてもらえたようだ

秋冬の成果に酔いしれてばかりもいられない
連休明けの24日には
東京からモデルを呼んで春夏の撮影をしなきゃいけない
その後も急いで資料製作
展示会は29日から
春も同じく良い成果を上げられるように
ここ一週間気を抜かず
しっかりと準備をして東京へ向かいたい

刷新 

昨日深夜
これまでずっと放置されていたwebsiteをようやく刷新いたしました
新しくする意思はありましたが
いまいちどうしたいとか
どういうのがいいとか
そこにこの手のものに対する疎さが鎖のように絡みつき
いつの間にやら臭いものには蓋をする悪い癖が出てしまい
ご存知の有様でした

そこへ現れた一人の男が
僕が持っていたwebデザインやグラフィックデザインへの
何かこう
何里も先まで深く包んでいた警戒心やら懐疑心やらの霧のようなものを
見事なまでの理論と酒の嵐によって吹き飛ばしてしまいました
そうなれば当然
この男は我々のweb siteをほっておくわけはありません
あの酒の席での発注は昨夜見事な結末を迎えたわけです

まだまだ色々なコンテンツに空欄が多いのですが
今日から地道にアップしてまいります
じっくり考えられてしっかり作り込まれた美しいサイトです
これから我々の投入する素材がその構成にしっかりはまるように
写真や文章の質をより向上させたいと思っています
ここをご覧いただいている皆様に
より我々の今が伝わるように
準備は整いました
これからもよろしくお願いします

間に合ったスライバー

昨年も多用したスライバーニット

イタリア産のこの空気を含みながら編み上げる肉厚のニット生地

密度に対して非常に軽く

少し不思議な印象を受ける優秀な生地である

これを使い

今年はダッフルコートのようなニットカットソーのローブを製作

完全にコートの防御力を持ったローブ
merph  merph_anima共に

昨日

完納


ただ

この素材

あまりにもふんわりとしているので

たたんでもコンパクトにならない

よって

18パッキンで到着

一時

cassowaryにベージュの壁がそびえ立った

しかし

壁は巨人が壊すと決まっている

次々と箱を開け

仕分けと検品を黙々と進め

なんとか夕方に卸先様とammonへの出荷を完了

明日

店頭に並ぶはず

シルバーウィークの主戦力

なんとかギリギリでベンチ入り

changes

朝早く起きて

好きな場所でちょっとボーとして

友達のカフェでコーヒー飲んで

cassowary行って仕事して

事務所帰って伝票打って

溜まった連絡返信して

来週の撮影の準備して

少しだけ来年の秋冬のこと考えて

腹が減って飯食って

疲れてソファで寝落ちした


展示会前

仕方ないとはいえど

ちょっと切羽詰まって息苦しい

そろそろ一杯のみに行こうか

そう思うけど

夜になるとめんどくさくなる

今はとにかく展示会

それを成功させてからいくらでも飲めるし

少しくらい休みも取れる

もうちょっと状況よくしたら

会社の環境も変えられる

あと一年

頑張ってみよう

そう思う



a never ending journey

朝から銀行やら工場やらへ飛び回り

昼前にcassowaryに行ってみれば

70着のコートがハンガー便で届いた

検品と仕分けを吉川に任せて

一度事務所に戻り伝票を発行して再び工場へ資材をピックアップしに行き

そこから大急ぎでcassowaryへ戻り

出荷を吉川に任せて

せっせとファスナーのサイズ調整に

ドローコードカットしたりボタン数えたり

やっと落ち着いたと思って外に出たら夕焼け小焼けの西の空

なんて色しやがる

さみしくなるじゃねえか

春夏の展示会前の最大の山場を迎えた

シルバーウィークなる大型連休に心浮かれる世の中で

その間工場がストップすることに怯える我々は

我先にと工場へサンプルを放り込む

運送屋使ったら1日遅れる

だから朝から車を走らせて西へ東へ

もうこのところずっとその調子

しかしその甲斐あって

上がってきたサンプルに興奮している


2016年

僕らのそれはもうすぐ半分が終わる

11月には2016年の秋と冬の製作に入る

絵を描き

打ち合わせを山ほど重ねて

また洋服を創り上げる

反省ばかりのこれまでを

まるで何も変えられないまままた冬が来る

ただ

創った洋服の数は着実に増えている

来年の春

merphになってジャケット&コートの品番が

100着目を突破する

秋冬にはカットソーが同じく突破する

100などまだまだ始まったばかり

カウントは999まで可能

まだまだ

先は長い


The galaxy express 999

will take you on a journey

a never ending journey

a journey to the stars


大人迷彩


上がってきました

オリジナルジャガードカモフラージュの大砲2発

店頭には納品前のチェックで各サイズ1着すでに届いておりますが

素晴らしい出来栄えです

四色の糸を使って織り上げた大人迷彩

生地に金がかかったので

複雑なデザインにはめるのは非常に勇気がいる決断でしたが

思い切って今シーズン最多パーツのフィールドコートにはめました

もう一つはロングジャケット

ともに

迫力満点の仕上がり

大満足です

秋がどんどん広がり始めた今日

京都は快晴です
日中少し汗ばむ程度で

夜は寒いくらい

夜飲みに出るときはdoctorを羽織って丁度いい具合です

洋服を着るのが楽しい季節がやってきました

今日紹介したコートの出番も直ぐにやってきます

コートが揃った後から

ニットローブやフランネルのパンツが上がります

11月までの怒涛の納品ラッシュ

どうぞお付き合いください




3都市のジェネラル

我が地元名古屋でmerphを取り扱っていただいているBRIEND様より

アーカイブデザインへの別注をいただき

BRIEND cassowary ammon

三店舗限定のアンゴラビーバートレンチコート

“general”

を製作しました

先日も書いた足が震えるほど高級なアンゴラビーバーを使用

それも1着に付き3m25cm

キャメルはまさにラクダ

しっとりと艶やかな

もう一色は漆黒ではなく少し白く抜けた抜群の墨黒

思わずこちらの黒に手が出て

サイズ3を一つ我が家へ連行

体にまとわりつくような柔らかく軽い素材

艶やかな色気のある妥協のない資材と仕事

愛知県が世界に誇る超一級品

この美しい職人の努力の結晶を

使わせてもらえることに感謝

京都の取り分は各色各サイズ3着

ぜひ

一度ご試着を

さて

今季のmerph

奇跡の完璧納品

9月のシルバーウィークを万全の状態で迎えることができる

ゆっくり選んでいただくため

珈琲

お茶菓子

場合により

ビールにウイスキー

じっくりやりましょう










霧の国の衣



ブリティッシュミラレーンのオイルドクロス

去年買い込んでおいたカモフラージュを今年も使いました

今年は少し短めのフーテッドコート

展示会で人気がなく

生産を抑えたのですが

またしてもcassowaryで大好評

各サイズのこり1着となりました


表はびっしりと油が染み込み風を遮断

裏はフリースのファーを装着

京都の意地汚い寒さにも打ち勝つ仕様

サンプルからの修正も完璧に仕上がりました

面も良く上がり

生地も一級品

機能も十分に備わった

期待してなかった三男坊がまさかの大出世

という感じ

三男坊の皆様すみません


昨日

animaのフードコートが仕上がりました

今週末には迷彩ジャガードのチェスターが届きそうです

そうなると残すところ

フィールドコートのみ

今年のmerph

コートの納品優秀でございます

五陰盛苦

日本代表の試合を見ながらレイアウトの補正

結局12時までかかってしまった

その甲斐あって

ちょっと元の店に戻せた

しかし問題は

まだまだこれから納品が山ほどあるという事実

頭痛し


頭が痛いといえば

悲劇は土曜日の朝

目覚めると同時に激痛が走る

首が回らない

人生最大の寝違い

首が痛すぎて頭から肩までが全滅

仕事もできず

飲みにも行けず

フライパンも振れない

3日寝込んだ

この時期の三日の喪失

大打撃

首が回復した本日からエンジン全開と思いきや

風邪発症

五陰盛苦

季節の変わり目

皆様もお気をつけて











オータムビーム

入り口の扉の側面を経由した光が七色になって店の床を貫く

私はこれをオータムビームと呼んでいます

これが現れたらcassowaryは忙しくなるのです

先日紹介したsky navigatorと名付けたPコートが好評です

オーダー頂いた卸先様でもHP等で熱意の籠ったご紹介をいただき

反響をいただいているご様子

弊社店頭でも一番入荷を待っていただいている方が多いと聞いています

世の中

パクリだコピーだと大騒ぎですが

オリジナリティーを評価されることはデザイナーに取って非常に嬉しいことです

洋服のデザインは完全なオリジナルで作られるものは少ないと思います

すでにあるマスターピースに倣い

その上にどれだけ自分の表現ができるかになります

つまり

何もしなければ全部同じになってしまう

何かしても浅はかなアイデアなら駄作になってしまう

だから

机にかじりつき

何度も何個も絵を描くのです

消しゴムのカスと右の拳が汚れの量だけ

新しいアイデアは生まれます


10月の展示会が終わったら

4日ほど京都を離れます

次回の秋冬を秋の深まる美しい場所で

真剣に描いてこようと思います

作家が旅館に籠るように

僕も友人のコネを使い大きな部屋に格安で泊まり

2016AWを4日で仕上げてまいります