盟友福松の大将が繰り出す夏の風物詩
『なすのすり流し』
これを食わずして八月を迎えるわけにはいかない

そしてもう一つ
私的鱧料理NO.1『鱧フライ』
骨切りで細かく抱かれた身は揚げることでふわふわになるのである
これがやがて
どびんの中で松茸と共演する頃
merphは大忙しになると思われる
盟友福松の大将が繰り出す夏の風物詩
『なすのすり流し』
これを食わずして八月を迎えるわけにはいかない

そしてもう一つ
私的鱧料理NO.1『鱧フライ』
骨切りで細かく抱かれた身は揚げることでふわふわになるのである
これがやがて
どびんの中で松茸と共演する頃
merphは大忙しになると思われる
昨年11月7日に届いたトレンチコートMR1131
そのc/#camelはたった17日間で19着が売り切れました
その後もたくさんのリクエストをいただき
今年リクエストにお応えして2019年秋冬のコート第一弾として
昨年より4ヶ月も早く店頭に揃えました

さらに昨年製作していなかった淑女用サイズも
冒頭のcamelと上の写真のnevyにてご用意しております
このnavyは裏地の色を鮮やかなグリーンにしたこともあり
現在売り上げ好調です
紳士用は特に売れております

そして紳士用だけ
こちらのoliveを用意しました
悩んだ末に決めた裏地の小豆色も気に入っています
連日たくさんのお問い合わせをいただいております
昨年の少数生産を反省し
総生産数96着と思い切りましたが
紳士3サイズ淑女2サイズを各カラーの分散すると
それぞれそれほどの数ではないのです
好調のネイビーの紳士サイズ2すでに残数風前のともしび
昨年諦めていただいた皆様
お早めにご来店ください
最近気に入って通っているビストロがあります
東洞院通夷川下ル ”肉”に特化した『Hunter』
実にシンプルでいてビストロとしてちょっとシャレの効いた名前
牛に豚に羊に鴨にウズラ
あらゆる『獲物』を美しくそして豪快に食わせてくれます

本当に肉をうまく食わせる方法を熟知したシェフ
この佐賀牛のクリミのローストのまあ旨いこと
柔らかくジューシーで甘い
じっくりゆっくり丁寧に火を入れたプロの仕事
店の内装やシェフのサロンはカモフラージュで
ビールサーバーのレバーには鹿の角があしらわれ
店のいたるところにドライフラワーがカッコよく飾られております
なんだか
そういうところもグッときます
場所は四条や三条から少し離れているにもかかわらず
平日休日関係なくいつも賑わっていおります
必ず予約を
Hunter
〒604-0814 京都府京都市中京区壺屋町533-2
tel;075-708-5566
巡行に向けて続々と仕上がる山や鉾
京都が賑やかになってきました
毎日通行止の恐怖に晒されながらの出勤をしております
昨日あたりから人通りも増えてきた六角通り
その人波をかき分けて
重たい大きなダンボール箱が届きました
その中身は今年のコートの第一弾
昨年camelがひと月足らずで完売してしまったトレンチコート
“urbanpanzer”のnavyでございます
今年はcamelのリピートにoliveとnavyを加え三色にてリリース
さらにcamelとnavyに関しては淑女用サイズも仕込みました
かなり縫いにくい素材で
さらに昨年を上回る合計96枚という枚数を
今年も非常に綺麗に仕上げてくれました
素材は昨年と同じですが
裏地の品番を変えました
表地に対して悩み抜いて選んだコンビネーション
楽しんでいただけると幸いです
毎年容赦無く上がり続ける生地値問題
しかしパターン制作費などのコストがかからない点などを踏まえ
値段は昨年の金額をキープ致します
完売を目指して
蒸し暑い京都の街角のトルソーに先ほど装着完了いたしました
MR1138 urbanpanzer2 販売開始いたします
7月
京都はひと月を通して『祇園祭』が街を染めます
油断すればあっちへ行けずこっちも出れず
通行止め情報をインプットしておかないと
ひどい目にあいます
そんな夏の始まりを告げられたばかりの堺町六角洋服店には
夏の終わりを告げる作品が入荷し始めました

春に即完売いたしましたクールマックスハイゲージニットのドルマンシャツ
やがてくるmerphの季節に間違いなく活躍する色を製作しました
茶色とも言えず
明らかにベージュではないこの色
好きです
ドルマンだとアームホールがかさばるのではないかと心配する声が多いのですが
その点はご心配なく
全く問題なく袖を通せます
今回の生産
この新色のみならず
多くのリクエストをいただいたので
白も1反潰して再生産しておきました
手に入れ損ねた皆様でまだ熱が冷めない方がいらっしゃればぜひ
東京での仕事
本日最終日です
昔は毎晩のように飲みに出ておりました
今回はまだ2度しか飲みに出ていません
歳をとりました
私が東京に潜伏している隙に
京都の事務所には秋冬の新作サンプルが仕上がってきております
写真で確認していますが
今回もまた堺町六角の角の看板のない店は
通りすがる人々の視線を奪うことになりそうです
今年は冬の仕込みがかなり順調です
私の仕事はいたってシンプルで
素早くしっかり準備すれば
それがそのまま成果に反映されます
世の中には得体の知れない仕事がたくさんありますが
頭の固い私にはそういう仕事はできないので
洋服を作り
それを売るという単純明快な商売が肌に合います
さあ
東京の仕事しっかり仕舞って
駅弁食いながら京都へ帰ります
秋冬の生産が始まり
資金も工場のキャパもギリギリいっぱいですが
あまりにもリクエストが多いので
根負けしました
MR2072とanm2017ともにC/#whiteを追加生産いたします
秋冬の立ち上がりに食い込ませるため
新しくC/#terra cottaもエントリーしました
昨年からよく使う土色です
こちらは写真を撮り次第紹介いたします

昨年まず半袖をリリースして
今年長袖を製作したのですが
この設計のアイデアとともに
生地の高機能が相まって
ビッグセールスとなりました
あまりハイテク素材の機能を信用していませんでしたが
このクールマックスハイゲージニットは本当にすぐ乾くし
シワにならない優れものです
もうお使いになった方々の反応が非常に嬉しいです

現在私は東京出張中ですが
世界中から命を狙われている悪い人たちが大阪に集まっているせいで
交通機関や荷物の到着に大きな影響が出ているようです
せっかく上がったサンプルも大阪から京都へいつ届くか約束できないらしく…
早く帰ってほしいものです
京都店は
本日明日17:30までの変則営業となり
6月30日と7月1日は休業いたします
7月2日より通常営業に戻ります
昨年11月4日
島根県松江市の美保神社で行われた奉納ライブに
ワンショットと竹原ピストルの衣装を製作し参加しました
その際買ったお札がとんでもなくご利益があり
その当月2018年11月は過去14年間の月商最高記録を叩き出し
その後も4月までほぼ毎月その月ごとの最高売り上げを更新しました
しかしあまりにも危機的状況だった我が社を盛り返すのに
相当な神力をお使いになったのか
五月中旬に効力が衰えてきたので
新しいお札を手に入れに島根へ向かいました

まずは初日
島根から県境を越えて境港に入り
定宿にチェックインしてから水木しげるロードを散策し
境港の観光大使 ドラマーのあらきゆうこに教えてもらった料理屋に潜入
丘にがったら肉しか食わない漁師も認めるという噂の店で
まるで牛ロースのようなマグロの刺身と
鍛冶屋が鍛えたように輝く太刀魚をいただきました

翌日
この梅雨時に見事に連日快晴の中
本題の美保神社へ
残念ながらライブでお世話になった宮司さんはご不在でしたが
無事新しいお札を手に入れて
古いお札をお焚き上げお願いしてまいりました

今回で3度目のお参り
もうここは我が社の氏神様のような存在になっています
半年に一度
ここにこうしてお参りに詣でて
美味しい魚を食べに来ようと思います

お参りの後にそのままぐるりと半島の先まで車で向かい
灯台から広大な日本海を眺めてきました
普段海と接していない盆地暮らし
このスケールを見て時々抱えるストレスのちっぽけさを確認しました
というわけで昨日から店頭には新しい美保パワーを装着しておるわけですが
昨日は早速上半期最高売り上げを達成
信じるか信じないかはどうでもいいことです
楽しい旅でたくさんの人と出会って英気を養い
またmerphは少し活気を取り戻したことが重要なのです
ゴールデンウィークの真っ只中
休暇中のモデルを京都まで呼び出して
前回と同じスタッフで再び撮影してまいりました

今回のロケ地は
我が母校
京都産業大学
私が勉学に励んだ学舎は取り壊され
学部は倍になり
敷地内には何やら実験施設が軒を連ねて
全く違う総合大学へと変貌していました

美術館のような建物
そこにmeprhの作品
のぞく初夏に向かう新緑
前回とはまた違う仕上がりになりました

日差しが強いまさに五月晴れの中
勝手知ったる面子は
次々とカットをこなし
あっという間に8カット終了
見事なコンビネーション
安定したチームワーク
それは同じ目標を持ったプロたちのなせる技です

この撮影がまた来シーズンもできるように
なんだか今のmeprhのモチベーションの一つになってきました

秋冬の製作も着々と進んでおります
またしてもコートがメインのシーズンとなります
再び染めた真紅のメルトン
三位合体の新型アーマー
リクエストにも答えつつ
昨年の大ブレイクを凌ぐシーズンにしたいと燃えています
よくどういう時にデザインをするのか
どうやってデザインをするのか
という質問をいただきますが
これが皆様が思うような素敵なお答えができないのであります
さあ
そろそろ次の服を作らないといよいよまずいぞ
となった時に
A4のコピー用紙にあてもなく襟元から絵を書き始めます
まずはいつもシンプルななにかを描きます
描いてるうちになんだか脳の中に線が見えて来ます
直ちに目をつぶって形にしてみます
そしてそれを脳裏に焼き付け
バッと目を見開き
一気にハンガーにかかった状態の絵にしていきます
最初はシャープでザッザッと何本もの線を
ここら辺かというところに描いてみて
その中に決定した線を清書します
デザインに神様なんかいませんし
神様も好き勝手やってるおっさんのところに降りてくるほど暇じゃないでしょう
産業革命のイギリスを舞台にした物語から
トンネルを抜けた途端に一気に広がったランドスケープからインスパイアなんてのは
私に限っては起こりません
ファッションという言葉の世界に入ると
そこは着る側の世界なのだと思います
洋服をどう楽しむかの世界
そこに最初から意識を伸ばして洋服を作ることは
我々のような小さな作家がやることではなく
大きな企業の机の上が起源の服だと思います
だから不特定の第三者との関係を断つことが必要でした
そんな理由から取材を拒否しています
そういうとすぐに
批評されるのが怖いのかなどと攻撃されますが
まず
洋服のジャーナリストに批評できる資格のある人間などいないと思っています
例えば
災害やテロの評論家というのは
多くが元そのスペシャリストであり
専門的な知識と経験に基づき
物事を批評します
しかし
洋服の評論家やジャーナリストの中にほとんど
この世界で洋服を作ったものはいません
そんな人間の意見に耳を傾ける必要を感じません
私は評論家よりももっと恐ろしい意見を真っ向からぶつけてくる人々に
直接洋服を手渡しています
そう
ここで私の服をお買い上げいただいている人々です
汗水垂らして働いて稼いだ大金を
私の服のために私に向かって支払う人々です
ここにいるのですから
逃げも隠れもできません
そうすることで怠け者の私は気を抜かず必死に洋服を作るのです
裏地一つ仕様一つボタン一つにおいて
もっとこうしておけばよかったと思うことはすぐに反映します
こんなシンプルなことに
気づいていないのが洋服の世界の人々です
時代遅れとか言われます
でも
私の譲らずに続けていることは
もともと時代に左右されるような事柄ではありません
作家としての素養だと思っています
偏屈で結構
めんどくさくて結構
こんな風に仕上げてくれた我が父に感謝です