メルトンみたいなフリースを使ったパーカ
これがもの凄く温かい
これがあれば北山の寒さに対抗できる
本日
吉川店長に購入を打診してみる
さあ12月14日
昨日早く休んだおかげで
息子から移された風邪は大方回復した
今日は北山と六角を行ったり来たり
途中何度か打ち合わせをしなくちゃ行けない
12月と1月は半分くらい仕事が機能しない
だから1日の油断が大きな遅れを招く
わかっちゃいるがそれでも油断するのが悪い癖
既に大分遅れている
気合いを入れ直してこの週末取り戻す
昨夜今シーズンの生産を数字的に見直してみた
現状81%の消化
merphのコート類に関しては87%の消化
300着近く用意したコート
今年も見事になくなって来た
嬉しい
しかし
これは来年もしっかりやらないといけないというプレッシャーにもなる
merphにとって
cassowaryにとって
やはり最大の武器は重衣料
ずっと同じ様にやっていても駄目だし
突き詰めなきゃいけないところは継続しなくちゃいけない
来年の秋冬は新しい形を沢山出したい
8年間培った理屈をしっかり反映させた
元来僕が自分の洋服を創ると決めた時に挑戦した要素を
8年経った今
もう一度妄想全開でトライしてみる
経費も時間もかかるけど
そろそろ修練にも飽きて来た
どんな事になるかわからないけど
兎に角
やってみる
挑戦した結果は善かれ悪かれ糧になる

本日
15時から17時ってあったか?
集中して取り組んだ仕事のせいで
気が付いたら外は真っ暗だ
夕暮れを見ながら聴こうとスタンバイしたiTunesを
ならす事もなくそのまま陽は暮れた
冷え込んだガラス窓
その近くで作業していたから肩が圧倒的に凝り固まった
頭が痛い
ので
これにて失礼
明日は多くの来店予告が届いている
明日のために
今日は電気毛布を起動して
早々と床につく
つもり

事務所にはスプリングコート
頭の中には来年のトレンチコート
最近
何かしら申し込み用紙に日付を記載する際
2013年
と書いてしまう
今年も洋服を創る連中にとってそんな季節がやって来た
この仕事をしていて嫌になる事は他にもある
普段道端で歩いていても
飲み屋で黒ラベルを飲んでいても
常に誰かの洋服を睨みつけている事
仕事の時以外は洋服創る事は忘れたいけど
この世の中どこに行ったてみんな服を着ている
今は仕事の事をわすれたいから
みんなに裸になれと言える訳も無い
かと言って
そんだけ洋服を睨んでいても
それで洋服が思いつく訳でもない
僕の場合
机に向って目の前に洋服など紙と鉛筆しか無い状態でしか
新しい洋服は浮かんで来ない
そうなら

我が脳味噌に申す

もっとくだらなくても良いから

他の事を考えろ

今年の4月の展示会
出来上がったサンプルをずらりと会場に並べたとき
ずいぶん大人っぽい服になったなあ
と安心した
あれから8ヶ月
沢山の人に僕の創った服を選んでもらい
それを嬉しそうに着て頂いている姿を見て
更に安心した
2013年春夏もそうなる事を祈っている
12月になり
続々と北山には春物が到着している
今日も大量にスプリングコートが到着
また騒々しい日々が始まる
シーズン開始からふた月ほど
北山のショールームスペースは
段ボールとハンガーラックで埋め尽くされる
特に最初のひと月は
cassowaryに納品する事も出来ないから大変だ
田和が限られたスペースを最大限に利用して
無数の新作をなんとか事務所スペースに納めてくれている
春夏の終末
2013年の7月に
今回の秋冬のごとく
見事に消化してストックルームはガラガラになるだろうか
不安と期待
またそれを抱えて新しいシーズンがはじまる

陽が落ちるのが早い
北山は陽が落ちると一気に冷え込む
たった3分の通勤もきつい
ただあの灼熱湿気飽和状態の夏の通勤を思えば
全然ましだ
先週末
沢山のご来店本当に感謝
次々とオーナーが決まっていく残り少ない作品達
いよいよ完売の札が連発しそうだ
東京は原宿で働いている時
時のブランドの総本山に驚愕のメッセージを見た
『SOLD OUT』
売れに売れてそのシーズンの在庫がなくなったそうだ
同じ付属屋を使っていたからそこから聞いた
あれ以来
いつの日かcassowaryのガラスにその文字を打ち出してやる
そんな野望を持ち続けているが
お客さん思いの弊社店長はしっかり在庫を蓄えて
日々皆様のご来店を鼻の下を伸ばして待ち構えている
『SOLD OUT』
は夢だとしても
『今月はよく売れたから2日くらい店閉めてゆっくりしよう』
くらい言ってみたい
春物の問い合わせもちらりほらりと頂いている
まだ大声で言えるほど納品はないので
北山で少しだけ展示しているのと
納品の速報はmerph facebook pageでアップ中
気になるものあればお気軽にcassowaryのあいつへご連絡を
もうすぐ陽が暮れる
今日も寒さが襲って来る
北山
ここは夜になると北陸地方になる

12月9日
弊社の要石
田和幸子の誕生日
おめでたい
その良き日に北山に遂に雪がちらついた
冬本番
ここから親しい人々の誕生日が年の瀬まで連発する
そのなかには僕の38回目も含まれる
昨夜は相方(福松の大将)を誘い
ゾンビのライブを観に行って来た
ゾンビとは思えない生命力に溢れたライブ
奴らがまだ肉が腐る前
大人の事情というなの防腐剤で標本みたいにされていた頃
楽屋で衣装担当としてライブを見ていたが
今の肉が腐った自然体のライブはなんだかほのぼのとする
ただし圧倒的に前より攻撃力のある
すばらしライブだったと思う
ボーカルのゾンビが新福菜館のラーメンの話ばかりするから
四十前のおっさん二人
いけないと思いながら
木屋町へ吸い込まれた
久しぶりの大きな音で音楽を聴いて少し気持ちが高ぶったせいにした
嘘をつかなくていい環境ってのはなかなか手に入らない
大人になると嘘をつくのが優しさといわれる
今朝
CATVのCMである有名化粧品販売マネージャーがこう言っていた
『28年間この仕事をやって来て
お客様に嘘をつかずに自信を持って勧められる商品は
これが始めてです!』
彼女はその商品の素晴らしさを伝えるために
28年間人を騙して来た事をにこやかにカミングアウトした
CATVの性質上
彼女のこの証言はXX時55分あたりから
繰り返し
繰り返し
放映される
このCMが何のためらいもなく垂れ流されるのは
世の中が嘘をつく事が当たり前だと肯定している証拠
正直者には福は来ない
正直者は馬鹿を見る
いいじゃない
正々堂々と馬鹿を見てやりましょう

昨夜のフリーマン先生の授業には度肝をぬかれた
脳は量子コンピュータであり
臨死体験は量子力学的解釈で説明できると
『意識』を人工的に創り出そうとしている学者まで出て来た
質量保存の法則から
僕らの体はこの宇宙の始まりから存在している量子の組み合わせで出来ているわけだ
その構成要素の量子が考えたり記憶できるのであるから
その記憶と表現できる情報が
何らかのイメージを見せ
それが臨死体験と呼ばれるものになるのではないかと
そんな話
簡単に言うと
『前世』
とインチキ占い師が話すあれが
量子力学的に肯定できる可能性があると言う話だ
前世の記憶とは量子が運んで来た情報である可能性がある
この前世という考えを量子力学的に説明するの
今度またじっくりとここに書こうと思う
現在の科学の現場は
いよいよSF映画の向こう側に行ってしまった
科学者は昔見たSF映画の実現を夢見てその世界に入る
そして科学はその挑戦者の努力で驚く程進歩を遂げていく
現在
科学の進歩の取材からSF映画が企画される時代になった
そしてSF映画は更に少し先の未来を描く様になり
新しい探求者を誕生させる
なんて素晴らしい相互関係
僕もそんな役割を果たす洋服を創りたい
大げさだがそう思う

会社を始めてもうすぐ丸8年
無数の洋服を創って来た
事務所の奥のラックには在庫はほとんどかかっていない
そこにあるのは思いついたデザインが最初に形となるサンプル達
シーズンも終盤
在庫はすべてcassowaryに終結させたので
北山KAMMERは春待つ息吹
ようやく上がり始めた2013spring&summerをかけてはみたが
埋まったラックは1/5
そこで
もう役割の無いサンプルを飾る事にした
有限会社Sanctumの資料館の様になった
中には圧倒的なスピードで完売した人気品番もある
気に入っていたのにオーダーがつかず
このサンプルのみのデザインもある
恥ずかしくてハンガーにかけて表に出せないものも
正直
ある
昨日は事務所の奥のラックから
思い出を掘り起こす様に一つ一つ眺めながらサンプルをハンガーにかけた
まだまだ整理できてないので今日はKAMMERは酷い有り様
明日からしっかりご覧頂ける様にしたいと思う
もちろんご購入も可能
興味をお持ちの方
お気軽に
今日も北山は突風祭り
予報ではそろそろ雪がちらつくそうな
12月はずんずん進む
そのうち比叡山も白く染まる
今年のうちにやらなきゃいけない事
まだまだ山積み
このところ何かとおろそかにした仕事を悔やんでいる
来年はそうはならないぞ
毎年そう心の中で強く思うのだが
上手く行かない
ただ洋服を創る事を続けていくために
面倒な事もちゃんとやらないといけない
机にむかって絵だけ描いてる訳にはいかないんだな

merph_anima
2歳
まだまだ卸先も少ないけど
cassowaryでしっかり立てる様になって来た
来春も展示会のプライベートオーダーが非常に好調だったから
更なる成長を期待している
よく簡単に『これのレディース創って』
と言われる
嬉しいのだが
紳士服と婦人服
これはまったく別もの
単純なグレーディングで着丈や身幅を変えても着れるものじゃない
そう言うものを平気でレディースサイズとして出しているメーカーもあるけど
僕らが創る様な洋服は
しっかり寸法を出して行かないとまるで男性用のものと違うツラになってしまう
女性特有の身体的な制限に合わせて
同じデザインでもそれを女性が着た時に
女性の体にのった上で同じく魅力ある仕上がりにならないと意味が無い
今年
merph_animaのコート類は昨年に比べて大きな一歩を前に踏み出せた
来年の秋冬
また更に進歩するためには
まだやっていない領域にもトライしなくていけないと思っている
スカート
あるアイデアが既にあるのだけど
それをどうやってしっかりとしたプロダクトにするのか
まだ問題点だらけで悶々としているのが現状
ただし
頭の中にある通りの仕上がりになる理屈が付けられたら
きっと素晴らしい物になる
年末がやって来て
これからようやく2013年の1月を気にする世の中で
ずっと2013年の10月に接する毎日
これから溢れ出す年忘れと謹賀新年
酒と肴を摂取しながらも
きっと頭の中は青写真で溢れている

寒い
今日の北山は看板壊しの突風が吹き荒れた
顔の皮膚はぴしりと張って
乾燥肌も伴い
洗顔をするときぴりりとしみた
それでも時間は前へと進んで春を近づける
秋冬の最後の生産は遥か昔
今や続々と2013spring&summerがarrival
あんまり飛ばして紹介するとシーズン途中に新鮮さがなくなるから
今日はまだ何が上がっているかは内緒にしておく
さて
そう言いながらも早々に入荷をアップした
早速多くの反応を頂いた
在庫足りるだろうか
嬉しい悲鳴というありきたりな表現をするしか無い状況だ
お昼過ぎにcassowaryにとりあえず各色3個納品して来た
入荷連絡をお待ち頂いていた皆様
宜しくどうぞ
バッグの製作は面白い
アイデアをこらして
革の発注に勇気をしぼって
原価の交渉に粘りに粘って
今回はデザインも出来映えもお値段も
なんとか納得できるものが出来上がった
来年の秋冬のコレクションでも
また何か創りたい
今回みたいに皆さんに喜んでもらえるものを
期待してもらえると答えられる気がする
期待をください