[ 02.work ] 2012年04月22日
MR3008


穿き心地が非常に良いと、今日も古くからのお客さんに気に入ってもらえた。
平織りの粗いカーキの布帛と、
粗挽きのフライスのコンビネーション。
少し、気の抜けたようなシルウェットも、気に入っている。
cassowary、KAMMERにて、試してもらいたい。
今日の北山は沢山の来客に、戸惑った。
まだまだ、なかなかご新規のご来訪は少ないが、
それでも、ちらほらとのぞいてくれる方々の数が、次第に増えて来た。
寺町御池に初めてSanctumと冠した自分の店を出した頃を思い出す。
最初の月の売上は、思い出すだけで震え上がる。
それでも、日々の小さな努力を惜しまなかった。
今では、cassowaryには沢山の人々が通ってくれる様になった。
今、KAMMERで起きている事は、
いつの日か、ここがcassowaryの様になるための、
避ける事は出来ない義務教育。
今はまだ、自分のケツも拭けない、まさに小学生。
でも、この時期にしか学べない事も、沢山ある。
そして、小学生の頃に習う事を、出来ない大人など、山ほどいる。
だから、苦労を買ってみた。
明日は、いや、もう、今日だな、
4月22日日曜日は、嵐の様になるそうだ。
北山は普段から、風が強い。
嵐ともなれば、大きな看板がぶっ倒れる。
比叡山は霞か雲で見えなくなり、
駅までの徒歩5分で傘をさしてもびしょぬれだ。
でも、KAMMERで過ごす8時間は、魅力がある。
まず、僕にとって、KAMMERがそういう場所でなくては、
お客さんなど来ないだろうと思う。
展示会が終わり、次の展示会に向うこれから暫く、
ここをより魅力的にする悪巧みをしてみようと思う。
取り急ぎ、ギターがもう1本、必要だと、そう、思っている。
[ 02.work ] 2012年04月16日
vest
東京より。
毎日、一生懸命、飲んでいる。
飲むのは仕事のうちである。
今日は大先輩の事務所に展示会の案内状を持って行った。
緊張した。
留守にしている京都に、続々と新作が届いている。
無地のTシャツが大量に上がったのは見届けたが、
その後、これが届いた。

レイヤードベストMR1013 ¥23,100。
去年のパターンを少しアレンジ。
生地も色気のあるレーヨンリネンヘリンボーンを選んだ。
なかなか、なかなか、美しい。
生地に限りがあったので、あまり沢山創れなかった。
1月に入荷した黒を買いのがした方から嬉しいリクエストを頂いたので、
彼らに喜んでもらえたら、嬉しい。

そして、こちらMR1014 ¥25,200。
皆様のご自宅にも、職場にも、絶対にある。
FAXやコピー機の腹の中に吸い込まれるA4のコピー用紙。
それを30/2の天竺にプリントして、
黒い染料で染めまして、洗ってタンブラー。
すると、こうなる。
触って頂くともっと驚いてもらえると思う。
まるで革の様に重みがあり、ぬめりがあり、ひやりと冷たい。
生地メーカーが創るポリエステルのフェイクレザーにも驚かされるが、
これは、お世話になってるプリント工場の兄貴が開発した。
大宮松原のおでん屋で、カウンターでビールと焼酎をあおりながら、
ぐだぐだの打ち合わせをしながら、創ってみた。
驚くほど、上出来で、笑いが止まらない。
本当は秋冬に向けて考えた生地だったのだが、
見せびらかしたくて、ベストとTシャツを創ってしまった。
ベストは店頭在庫が各サイズ3着ずつしか無い。。
僕も欲しいのだが、きっと無理だ。
きっと、京都の戻る頃には無くなっている。
あっという間に4月が半分流れすぎて、
『もうすぐゴールデンウィークか。。。』
なんて、今日、つぶやいていた。
展示会のサンプルは非常に好評である。
バイヤーさんのご来場は今週が本番だが、
先週訪れてくれた関係者からの個人オーダーの金額が歴代最高。
おそらく、cassowaryとKAMMERでも、皆様に気に入ってもらえると思う。
いろいろ創ったけど、いろいろ上手く行った。
早く、見せたい。
展示会終わったら、また、内覧会、開催予定。
せっかくだから、北山でやろう。
そうしよう。
ちょっと遠いけど、黒ラベルでも飲みながら、新作をご覧頂きたい。
桜は散っても、北山の緑の景色は、おすすめ。
[ 02.work ] 2012年03月24日
F0052(MR4017)追加生産到着
2012年の春夏、まず大ヒット、とは言え我が社のレベルではあるが、
1月に入ったMR1008、これは大好評だった。
オーダーもまずまずだったが、
これ、店頭で36着売れた。
残りはnavy/size3があと2着。
僕の記憶の中だけでもこのサイズのこのカラーで悩んでいた顔が4人浮かんだ。
しかし、問題はまだまだ需要があるこのMR1008が無くなった店頭で、
いったい何がこのコートに代わって我が社を支えるか。
予算に向け、日々、気の利かない心と、
空っぽの頭で奮闘する吉川店長の最大の悩みでもある。
そこにそっとわたくしが投入した救世主が、これだ。

2月、入荷から1週間で15着の在庫が抹殺されたF0052。
昨日、ようやくその追加が上がって来た。
卸先からも好評のF0052。
店頭には28着、追加を届けた。
が、既に4着抹消。
女性からも指示されているので、
formulaとmerphからのリリースだが、
size0にて淑女にも対応。
沢山の方からお問い合わせを頂いている、幸せ者だ。
春の到来が、吉川店長の成長に足並みを揃えるかの様にくすぶっているが、
この雨を抜けると、いよいよ、いよいよだ。
花見の誘いも乱発するであろうシーズンはすぐそこ。
事務所は秋(展示会)に向けて、
店頭は春に向けて、アクセルを全開で突っ走る。
[ 02.work ] 2012年03月23日
MR1003
最近、週末、まぁ、よく雨が降る。
今日も北山から帰るのが憂鬱になるくらいに水たまりが出来ている。
今日は少し早く帰らなきゃいけない。
従姉妹の姉ちゃんとこから預かっているソラノのお別れ会だ。

MR1003はformulaで創ったオリジナルテキスタイルが、
あまりにも好みだったので、merphでフォトグラファージャケットを制作した。
ショート丈の男前ジャケットに乗る千鳥枯れ葉に朽ちた枝。
formulaなりの迷彩柄である。
私も早速カーキの方を購入した。
張り切って先日、それを羽織って出勤したが、まだ、すこし寒かった。
ただ、いよいよやって来る4月に、間違いなく主力となる事を確認した。
ところで、3月の上旬が記憶に無いのだが、
今年は3月は中旬から始まったのだろうか。。。
北山にやって来て、
そのごたごたを片付けているうちに、20日を過ぎてしまった。
来月は9日から20日まで東京。
展示会ももういったい何回目なのか、すぐに思い出せないくらいになって来た。
秋冬のコートをしこたま持ち込んで、
また渋谷の並木橋付近で12日間暮らす事になる。
まだまだサンプルの上がりは10着ほど。
あと、何十着も毎日の様に事務所にやって来る。
大変だが、興奮する日々が4月の頭まで続く。
備え合っても、憂い有り。
それでもなんとかしていくしか、ない!
[ 02.work ] 2012年03月20日
MR2002

ようやく、上がった。。。
でも、まだ、問題有りで十数着が工場へ逆戻り。。。
お騒がせ品番だが、手のかかった物程、かわいいもの。

段染めにて。
ボタンも同色でナットを染めた。
時間差染めでこの仕上がり。
インパクトのある赤と

少々落ち着きのある、ネイビー。
共に、インナーで使ってもらいたい。
脇役が主役を喰らう、そんなシャツになったと、思う。

腰に巻くのも気に入っている。
これを着れる季節がすぐそこまで来たのに、
はっきりしない天候が続いている。
この潔悪さも春を嫌う理由の一つ。
北山に移り、もうすぐ1ヶ月が経つ。
ようやく仕事ができる環境になった。
相変わらずKAMMERはカードの機械が届かず、
店としてまだ半人前だが、
休日には結構ふらりとご新規さんがのぞいてくれる。
cassowaryより更に近距離になるこの箱庭では、
より洋服の話しをしなくなりそうだ。
今日も常連さんに頂いた紅茶の香りが店中に立ちこめて、
ゆるりとした時間が流れている。
本当に、良い事務所、そして、良い店を手に入れた。
[ 02.work ] 2012年02月07日
F0051
formulaの第一弾はパーカ。
ボーダーのラインが、この裁断と上手く調和したと思う。

少々さわやかすぎるボーダーのパーカに、
どうしてもどす黒いアレンジを加えたくなるのがわたくしの育ちの悪さ。

工場への発注は
『コレステロールドロドロの血が固まった様なシーリングを』だった。
上手くやってくれた。
創って置いてなんだが、以外にも好評で、
既にsize1が完売している。
women's sizeも創っているので、ぜひ、血の気の多い女性に来て頂きたい。
今日は何かしずかな一日だった。
やる事はまだまだ有るのだが、少し集中が切れてしまって、
夕方くらいから絵を描く手が止まってしまった。
明日、ネット上を探しまくって、
ようやく見つけた常用しているクロッキーブックが届く。
心置きなく、鉛筆を走らせようと思う。
[ 02.work ] 2012年01月26日
MR1012
久しぶりの店番。
開店から絶好調で機嫌がいい。
でも、吉川店長は今日も説教されております。

MR1012。
展示会終了後、
その吉川店長からの発注にて制作。
cassowaryのみの取扱のレインブレーカー再登場。
今回はダブルピケの残布20mほどを使い、6着だけ。

でも、それだけでは工場は縫ってくれないので、
吉川君に
『コートの場合最低でも12着はオーダーをくれないと別注何度やりませんよ』
申し上げたところ、MR1006のblackの残布、25mもついでにつぶしてくれるというので、
生地違い2色の展開合計14着を生産。
この倍は売れます。』
そう、発言していると噂に聞きくし、
期待しているが、まだ、完売の報告は入らない。

スピンドルのストッパーが革だったり、

ファスナーがエクセラのゴールドだったり。
パイピングが鮮やかなオレンジだったりと、
とにかく、美しく仕上げる事を志して制作。
個人的にも大変気に入っているのだが、
なんせ膨張色、とある事情が有って踏み切れない。
いつか体系が元に戻った時、その時のために買うか。。。
もう少し、考えてみる。
今日は店番。
物量がごっそり減り、僕の好きな雰囲気になっている。
そうなると来客も増え、忙しくなるのがcassowary。
寒いのに、感謝します。
おかげで好き勝手物が創れる。
楽しいです。
[ 02.work ] 2012年01月22日
merph、好発進

金曜日、大量に新作が届き、
店が一気に春へと移行した。
新しい挑戦、merphは、うれしい事にスタートダッシュに成功した。
どの品番も好評で、既にサイズがけすら発生している。
cassowaryの在庫は各サイズかなりの潤沢状況なのだが、
それをも脅かす好調ぶりだ。
毎日、マルチヒット。
MR4005の好調はうれしい。
一見、目に留まらないシンプルなカットソーだが、
試着してもらえば今のところ打率は10割だ。
生地の雰囲気、着丈、サイジング。
そのバランスが気に入っている。
本日、C/#ash size2に黄色信号がともった。
もっと作って置けば良かった。
それにしても、早くから新作が動いてくれてうれしい。
お店でのやり取りからは、
もっと早く新作の投入をした方が良かったかもとさえ感じる。
来年は12月の納品品番をもう少し増やしておきたい。
さて、大忙しの土日をくぐり抜けて、
明日からはまた怒濤の日々が続く。
手続きやら打ち合わせやら、大混乱になる。
せめて、今夜はゆっくり眠っておきたいが、
朝は早くから体調80cmの怪獣に携帯やエアコンのリモコンで殴られたり、
アスレチック遊具の代わりに昇られたりで起こされる。
最近、事務所でうとうとする事が増えた。
新事務所には仮眠スペースを作ろうか。。。
[ 02.work ] 2012年01月20日
MR4005


このところ、カットソーで改心の新作が、正直創れていなかった。
スウェットパーカの呪縛から逃れられず、
ガンジガラメだったと思う。
だから、merphという新しいスタートと共に、
吹っ切れた心で新作に取り組んだ。
このMR4005、今回のカットソーの中どころか、
ここ3年の中でも改心の一撃である。
それなのに、展示会オーダーはたったの8枚。
でも、おそらく、これはcassowaryで爆発する。
いままでそう思って外れた事がない。
だからしっかり店頭在庫を用意した。
事実、既に身近なところで大好評。
火がつくのはおそらく、明日だろう。
生地からもって、非常に金がかかっている。
粗挽きの共糸の裏毛とフライス。
実に大人びて、聡明な見栄えに仕上った。
裏の見返しの形などもポケットの袋を隠すために工夫している。
着丈を短くしたが、そのバランスも気に入った。
洋服を作る上で一番重要なのは、
世の中で売れている雰囲気を持たせる事なのだそうだ。
皆さんそんな愚行に勤しんでいらっしゃる。
僕はそんな事をがんばらない。
楽しく、服を創り続ける。
その結果、cassowaryでは、僕が自信を持つ物は、
言葉で飾らずとも主を見つけて行く。
僕の服に限らずだ。
雑誌やナニガシが付けた価値や情報をぬぐい去った時、
ただ純粋に着たいと思う服を創りたい。
[ 02.work ] 2012年01月19日
MR1008
明日、これが届く。


MR1008。
極、シンプルなバルマカーン(ステンカラーコート)。
そう、今シーズン、シンプルな物には、裏が有る。
これも裁断が以上に少ない。
右前身頃から外袖にかけて1枚。
左前身頃から外袖にかけて1枚。
後身頃から両内袖の肘あたりまでが1枚。
たった3つのパーツでコート形を成している。
襟裳前身頃から裁断されず、折り紙の様にラウンドが形成されている。
少なくとも、通常は倍以上のパターンパーツが必要となるところ、
3つで、しかも、言われなきゃ気が付かない程、普通に仕上げた。
ダブル(150cm幅)の生地ではロスが大幅に出て、
シングル(110cm幅)の生地では内袖の肘から先が入らなかった。
そこで、内袖は肘までで裁断し、
足りない肘から先はまだ余っている前身頃の外袖をぐるりと巻いて継ぎ足した。
分かりにくいと思う。
だから、店に来てほしい。
そして、着てほしい。
異常な方法で出来た、普通の見栄えの洋服。
アカデミックな洋服を創りたかった。
その挑戦を無駄というなら言えば良い。
無駄だろうが、画期的だろうが関係ない。
要は、僕が楽しいかどうかでmerphは稼働している。
このコート、昨日のチノーズに負けず、楽しんだ。
挑戦は楽しい。
ようやく春物がある程度揃った。
そろそろ店のレイアウトをがらりと変えよう。
そう思っている。
苦手な春だが、
洋服の立ち上げは季節を問わず、心が躍る。
[ 02.work ] 2012年01月16日
MR1006

テニスをした時に着て思った。
『便利な物を創った』と。
防水撥水にして透湿素材。
その上ストレッチが効く。
サーブが決まる訳だ。

軽くしなやかな生地に対し、
いつものエクセラでは重たすぎる。
それに、あの重いファスナーはスポーツには危ない。
だから、軽くて見栄えの良いアクアガードを使用した。
読んで名の通り、水も浸入しない。
赤に真っ黒なこのファスナーが良く映える。

黒には紫を走らせた。
こちらも美しいコーディネートになったと思っている。
昔からアウトドアもののブルゾンは好きだった。
みんなもそうだと思うが、
軽い春の羽織り物は、かっちりとしたものより、
少し気楽なスポーツジャケットの方が着回せる。
袖はあまり細くしていないが、
アームホールはしっかり他のジャケットの様に腕の動きを邪魔せぬ様設計。
格納式のフードを出すとまた面も変わる。
スポーツにはもちろん、普段のお出かけにも活躍するはず。
おためしあれ。