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[ 01.diary ] 2011年11月10日
世の中、金よ。

曇り空の下、清々しい気分で久しぶりの店番。
さて、珈琲でも入れて、ゆっくりやるかと思ったのもつかの間、
そこに現れたのはイオンで買ったダウンコートを着た老婦人。
散々喋りまくってご機嫌で帰って行った彼女だが、
その間ずっと、『世の中、金よ』と何度も僕に言い聞かせた。
なかなかあそこまで潔いのも、立派だと、そう感じた一日の始まりだった。

外からのぞく店内は、もはや、僕の部屋だ。
ソファーに珈琲を用意して、
パソコンでメールのやり取りと資料の制作。
そして、飽きたらギターを弾いて一休み。
いつの間にかギターが本題になり、仕事で一休みの状況になる頃、
お客さんが来てくれて、自慢の作品を来てもらって一人恍惚。
そうしている間に日は沈み、
売上日報に書き込まれた金額は吉川君の3日分。
またしても格の違いを見せつけて、明日から広島へ出張。
仕事をした気がせず、仕事をこなす充実感。
今夜も息子を抱きながら旨い黒ラベルが飲めそうである。
そうなのだ、明日から、広島へ、animaの打ち合わせ。
息つく間も無く僕は2012年の秋冬の制作を始めている。
次は何を創ろうか。
秋冬の制作は何のストレスも無く、
ただただ、楽しい。
コートが売れないと愚痴られようとも、
僕はコートを創りまくる。
高くても尾州の美しい生地を使い続ける。
そして、cassowaryでそれを飾り、大勢の人々にそれを買って頂く。
自分が納得できる物を創らなくちゃ、お金をもらって人にその服を渡せない。
世の中、金よ。
今日の老婦人が言っていた通り、金は大切な物だ。
それを僕は自分の制作した服の評価として頂く訳だ。
全力で、然るべき。
投稿者 system : 2011年11月10日 17:43
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