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[ 01.diary ] 2011年11月23日
2011 autumn & winter 回顧録_1


no:11118。
これ、欲しかった。
しかし、迷う間もなく、size3は即、完売。
残念だが、諦めるしか無い。
今年の秋冬、非常に達成感の溢れる制作だった。
今回のラインナップは、laluとしての修練の最終試験。
つまり、merphへと移行する上で、成し遂げておかなくてはいけない、
技術や段取りのリハーサルでもあった。
今までよりも多くの新しい人間が制作に関わり、
幅も広がったと主観的に感じている。
それも来年から始まるmerphへの布石なのだが、
やりたい事をすんなりやれる環境が整ったと思う。
すっきりとした洋服に隠された意表をつくアイデア。
複雑なパーツ組みなのに落ち着いて見える出来上がり。
僕のやりたい事とは、世の中に僕の思った通りの洋服を存在させる事。
既にあるものはそれを買えばいいが、
細かいところまで、僕にとって、僕の思うままのものが存在する事はむずかしい。
誰もやっていないアイデアを出すという意味ではなく、
自分が思い描く形をそこに創り出す事だ。
儲けるために、有名になるために洋服を創る事は僕には出来なかった。
試しては見た。
その方が、周りは喜ぶし、生活も豊かになる。
でも、僕は喜べなかったし、心が貧しくなった。
だから、自分のやりたい様に、僕だけの服を創る事に傾いた。
このno:11118はmerphの開始に向けて、
美しいフォルムを創るという、
大根底の技術を達成できるかを試すポディションにある。
そして、その目的を、完全にクリアした大満足の作品。
何も言わず店頭に解き放って、次々と売れていったのを見て、感動した。
このライダースの成功は来年、また新しい挑戦の大きな礎になる。
シーズンごとにころころと作る服が変わるブランドが沢山有る。
僕はそんなに器用じゃない。
ずっと積み重ねて、少しずつ分かる事が増えて、
それを自分の服に注ぎ込んで行く。
そうして行くと、ずっと同じ方向を向いていても、
やりたい事は次から次へと溢れ出て来る。
投稿者 system : 2011年11月23日 03:13
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