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[ 01.diary ] 2011年08月29日

日曜日、深夜、1時40分

まだ、仕事をしている。

月曜日、朝一番でいろいろと工場さんに確認してもらうため、

さまざまな企画書、計画書を制作している。

今週は、formulaのサンプルに取りかかる。

先ほど、東京の画伯から最後の図案が納品された。

今回も総勢25体の悪魔の図案が飛来した。

この中から選りすぐりの選抜チームで、展示会に挑んでいく。


8月29日になった。

凄まじい早さで通り過ぎた8月を振り返ると、

とにかく生地に囲まれて、毎日、糸だらけで仕事した記憶しか無い。

甲子園が会った事も、五山の送り火が会った事も、既に、霞んでいる。


そんな状況で、cassowaryに最近長く居られないのだが、

皆さん、ご来店いただいているだろうか。

今年、僕は苦手だったシャツを克服しつつある。

まだ、然程バリエーションを用意できていないが、

作った数型が、非常に好評で、安心している。

パンツも好調。

おかげさまで完売した31117BRN、30本弱、10月の中旬を目指し、追加生産中。

風前の灯火、31117GRYももちろん20本ほど制作している。

このパンツ、本当に男前に産まれて来た。

我ながら、我が脳味噌を褒めてやりたい。

もうすぐこの31117にお似合いの重厚な冬の衣が上がってくる。

これからだ、これからがcassowaryのシーズン。

今日もコートの問い合わせが多数あった。

今、僕は春の服をこんな時間まで考えているが、

半年前に考えた秋の服の到着で、少し気が散っている。

9月はトレンチにレザーライダース、シューティングJKTなどなど。

精魂込めた新作達がcassowaryにやってくる。

少し寂しい店頭が、ようやくずしりと重厚になって行く。


そういえば、今年、再び、プルオーバーパーカまでもが好評。

それもご新規さんにね。

先日から店頭のトルソーに着せているのを見て、

観光の方が沢山ご来店してくれた。

看板や雑誌に頼らなくても、洋服屋は、洋服の姿を美しく見せれば客を呼べる。

店の入り口に向けてわざとらしく雑貨屋みたいな雰囲気で飾り付けるというのが、

その昔、洋服屋のセオリーみたいに教えられたが、

どうもそれが気に食わなかった僕は洋服事態で目を引く方法を好んだ。

どこの店も『うちはよそとは違う』と言うだけで、

実際そう思っているのはその人自身だけというのが実情だ。

僕は特別な事をしようとか、他に無いものを目指すのではなく、

余分な物を排除しただけだ。

洋服屋に必要なのは洋服。

この店が出来たとき、あれが僕の理想だった。

何も無い空間にハンガーラックが3本。

そこに少しだけかかる美しい洋服。

あの、すばらしい光景を、もう一度、見たい、今日、このごろ。

投稿者 system : 2011年08月29日 01:40

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