暴風の前に立つともしび

疾風のごとく現れて
つむじ風を残して消え去ったMR2068 black
すぐさま追加生産に入ったものの
生地到着をまつ2、3日の間に
その追加生産分も入金予約にて完売
さらに生産を増やそうと生地を発注するも
 black完売
そこでリクエストの多かった白を制作することに
本当は来年にとっておきたかったカラーバリエーション
しかしこの勢いとまだ長い夏のことを考えると
ここはピッチに送り込むしかない
しかし白だけでは開いたスペースを埋められない
潰し屋が必要だ
黒がない以上やはりネイビーに頼るしかない

このネイビーがまた非常に生地面がよく
白と共に6月30日にピッチへ投入

あれから3日
白があと2着
ネイビーが5着となってしまった
悔やまれるのはもう1反ずつ制作しなかった判断ミス
選手を信じなかった指揮官としての器のなさだ
私にも西野監督のような器があれば…
色々いう人が多いけど
きっと決断を迫られたことのない人たちなのだろ
あの人の決断とそれを一人で背負い
全てを受け止める背中
憧れさえ抱く

というわけで
 MR2068 再入荷分
暴風前のともしび警報

巴里本舗

京都に居を移してもう20年を超えた
地元の名古屋よりも長く住むこの街
当然馴染みの店も増えた
京都は飲食店群雄割拠
生き残るのは大変だ
でもそんな中で
私の友人の店はしっかりと街角に根を生やして
うまいものを食わせてくれる

昨夜のお供はいつものヴァイオリニスト
カウンターにはレギュラーメンバー
肴はふっくらと揚がった肉厚のアジフライに
ピクルスと卵のソースがたっぷりかかった一品
深刻に語り
痛快に笑い
ビールを存分に腑に染み込ませた

少し向こうがわ

自分の洋服を褒めらえてもむず痒いが
店の内装や選んでいる家具を褒められると非常に嬉しい

今日もアメリカのご老人に店を絶賛してもらった
彼が気に入ったのは私の大好きなデザイナー
 Konstantin Grcicのスツール

昔少し家具の仕事もしていた時期があり
その頃お付き合いしていた家具屋の方々に
ものすごくたくさんの世界の名作の実物を
目で見て手で触れて勉強させてもらった

その中で一番気に入ったのがこのグラス
もう現在では生産されていないKonstantin Grcicのウイスキーグラス
内側の段差でスタッキングできるこのアイデア
それによって仕上がったこの佇まい
ズドンときた
それ以来彼のデザインの虜である

デザインというの奇抜であることよりも
誰でも思いつくことの少し向こうが気持ちがいい
meprhのフードはちょうど自分にとってそれである
そういうデザインはそう簡単にポンポン出ては来ないが
叩き出せば自分の制作の財産になる

夏の忍び寄る六月末の昼下がり
今日もデスクに座って
少し向こうがわを探索中

踊る女神

数年前にリリースしたレイヤードのワンピース
非常に好評だったのですが
ありがたいことに
たくさんのリクエストをいただき続けて
重い腰をようやくあげました

以前は格子状の生地を使いましたが
今年は細かいメッシュを使用
艶やかで気に入っております

四方に走る紐をたくし上げてドレイプをアレンジして楽しんでください
さあ
そして気になる生産数ですが
21着….
相変わらずの少数生産
ご試着おまちしております

ROYAL JAPAN BLUE

盲目的に有名なブランドが何をしようが絶賛するジャーナリスト
作品を純粋に平等に冷静に観て評価するのではなく
ジャーナリストであるにもかかわらず
すでに何処かの誰かが賞賛したものを
まるで自分の意見のよう発信して
自らをご意見番のごとくセルフプロデュース
結局第三者証明がされているものしか観ないし褒めない
自分がそうであることにも気づいていない
長く洋服業界にいて
洋服に関するジャーナリストと呼べる人間に会ったことがない
だから独立以来取材を断固拒否している

仕方がないこと理解はしている
でもやはり胸糞悪いものである
無名で小さなブランドである以上
どんなに優秀な作品を作って吠えたとしても
それは大口だと言われて終わる
そんな僕らにも時々誰もが認めざるを得ない出来事が起きたりする
そんな時のあの無責任なご意見番どもの手のひら返しときたら
30分ぐらい目を見て前でニヤついてやりたくなる
そう
ちょうど
昨夜の長友のインタビューのように

胸がスカッとする勝利だった
選手や監督から
解説した日本代表に関わったことのある人々から
おそらくその家族から
気持ちが伝わってくる

人生かけて適当にやるやつなんかいない
どんな試合も
どんな作品も
内容も結果も最高のものを目指して取り組んでいると思う
でもそれが揃うことなんて簡単じゃない
あれだけの実力者が努力してそれなんだ
なのに日本代表に一度でもノミネートされたこともない奴らが
Tシャツ一枚袖から悩んでデザインしたことないやつが
コードの三つも弾けないないやつが
メッシかクリスチャンディオールかジョンレノンの目線で何様だ
って話だ
私は自分が服を作る上で悔しい思いもたくさんしてきた
なので
他の分野に関し決してあの無責任ご意見番たちの仕打ちをしないと決めている

PKを蹴る時の香川の目
ピッチに入る本田の目
二十三人の日本代表の目
あれはこの一勝ぐらいで満足するものじゃない
もっと
ぐうの音も出ない圧倒的な結果を望んでいると思う
だから
私は本気で彼らに勝ってもらいたいと思っている
セネガルも強かった
ポーランドももう後がない
でも
そいつらに勝ってこそと彼らは思っているだろう
勝つことを祈ったりしない
勝つことしか考えていないはずだ

次の試合はRJB(ROYAL JAPAN BLUE )のTシャツを着て
ロシアへ念を送る

肉の波

『焼肉きはら』のミートウェーブ
ここの天肉とはらみはリピート必至でございます

昨日はcassowary六角通り側の奥に
merph制作所を構築する工事を実行しました
きはらさんに伺ったのはその工事の打ち上げ

工事を担当したのは
instrumental BAND
『Nabowa』のヴァイオリニスト山本啓(ヒラク )
生来の凝り性の彼は
本職のヴァイオリニスト以外にも
麻婆豆腐と大工仕事がプロ並みの仕上がり
ステージ衣装提供にて契約成立し
見事なワークスペースを制作してくれました

それがこちら

ベタですが
頭の中にあのナレーションが聞こえます
『まあ、なんということでしょう〜』
カウンターでばら撒いていた生地見本と資材の山は
今後このデスクとその後ろの作業テーブルで仕分けます

 

モメント

先日
クラムボンの全国ツアー
京都公演にお邪魔してまいりました

私の周りには音楽を志した未練を
跡形もなく粉砕してくれる本物たちがたくさんいます
そのせいか
いろんなミュージシャンがmeprhを愛してくれます
merphのささやかな報復です

さて
クラムボンのお話

彼らはメジャーレーベルを離れて
制作から流通まですべて自分たちで行なっています
所謂CDショップでは販売せず
ライブ会場の手売りを中心に
クラムボンを愛してくれる様々な店舗に販売協力を募り
全国へ作品を送り出しています
展示会をやめて
自ら店を出しそこで手売りをするmeprhとしては
当然彼らの作品を販売したくなるわけです

モメントe.p.2は昨年すでに販売しておりましたが
今年は一気に
モメントe.p.
モメントe.p.2
モメントe.p.3
を揃えて販売いたします
まずは近日中に前2作が届きます
その後
7月に新作モメントe.p.3がやって来ます
私もライブ会場で新作を早速購入して聴き込んでおります
本当に前作に続き素晴らしいアルバムですよ
よかったらぜひ彼らの作品を手にとって
聴いてみてください

 

過去からの重圧

昨年の秋冬のコート見返してみた
生産が上がった時点で
かなりの手応えを感じたシーズンだったが
消化率も素晴らしく
ほぼ何も残っていない

果たして今年の冬はあの成績を超えられるのか

今シーズンはずっと創りたかったカーディナルレッドのメルトンを仕込んでいる
merphとmerph_animaそれぞれ2型ずつ
新作をリリースする
黒味のない鮮やかな赤
春のRDB(ロイヤルドラゴンズブルー)と
冬のCCR(カーディナルカープレッド)
こういう色を当たり前にリリースできる環境があることは
洋服を創る上で非常に重要
cassowaryとthe 3rd heimの顧客様がたに感謝

さて
今年の秋冬の仕込みも佳境
次第に見えてきた2018年の冬のmerph
ここから脇を固める作品の仕込みに入る
そこで力を抜くのは素人である

盛り付け

華吹雪くイサキ
打ち合わせで久しぶりの福松
料理好きだが盛り付けが苦手
料理人たちの三次元造形にはいつも感心する

勝手な解釈だが
素材の質感や重量なんかを踏まえて
頭の中でイメージするんだろう
洋服をデザインするときも同じく
生地の厚さや柔らかさ
重さや肌触りなどを脳のmerphデザイン領域にインプットしてイメージする
こんな服をイメージできるなら盛り付けもできそうなものの
そこはやはりデータ不足や経験不足のせいか
全くうまくいかない
カッコつけて高く盛った刺身は5秒で崩れ去り
皿に散らしたソースはただの汚れと化す
自分が食うものだからそこまでこだわる必要はないのだが
家族に振る舞った時に
『デザインなんかしてる割にセンスないよね』
と母親に言われたりするもんだから
意地でも綺麗に漏れるようになりたいわけだ
夜な夜な料理屋を伺う理由は
そんな勉強のためである

克服と前進

梅雨に入った途端に快晴
すると
ありがたいことに開店直後にご遠方からのご来店
11年目に突入している堺町六角の角っこの店
今や海外にも顧客をもつ店になりました

6月まだ上旬
去年の今頃は生きた心地がしなかったmerph
今年は素晴らしい成績で苦手の春夏シーズンを終えようとしている
ただし
まだ7月8月というコートを主戦場としている私にとって
素っ裸で戦場に立たされるような地獄の二ヶ月が待っている

しかし
今年はこれがある
blackは追加生産分もすでに完売したが
図に乗ったmerphは現在whiteとnavyを追加生産中
さらに柳の下のドジョウ完全スイープを狙って
黒の追追加生産を検討中
animaの方もやるべきかも検討中

もう次にいつ思いつくかわからない
弱点の半袖シャツのクリティカルヒット
叩き込めるうちに叩き込む所存

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