もちろん赤味噌

関西に住まうようになり
鯖の味噌煮を食べなくなった
定食屋に行っても合わせかこうじ味噌か
私が食べたいのは赤味噌ドロドロのやつ

最初に名古屋から大学進学で京都へ来た時も同じことを思った
我が母校の生徒たちにとって鯖といえば今井食堂
しかし今井食堂は鯖の煮付け
味噌煮ではない
だからあの時も味噌煮が食べたくて色々な食堂や惣菜屋をのぞいたが
どこも赤味噌じゃない
たどり着いた結論は
『作るしかない』
そしてマスターしたはずだった
その記憶を信じ
少し調べながら
作ってみた
まろやかでコクのある素晴らしい出来に仕上がった

 

『これでいいか』の向こう側

オリジナルで作ればいい
確かにそうかもしれない
でもその行動によって価格が無意味に上がってしまってはいけない
生地屋が提案してくれるものがその時点で優秀なら
それをわざわざ素人がテコ入れする必要もない
せいぜいやっても色を好きなように染めるくらいだ
皆さんもよく洋服店で『これはオリジナルの生地です』
そう言われたことがあると思う
しかしそんなこと言われてもだからどうしたと感じるでしょう

とことん生地屋の手持ちのものを全て見せてもらう
面倒臭いと思われてもしつこく電話する
たとえ大量生産の生地にだって素晴らしいものはある
一口に『ネイビー』と言ってもどれだけでも可能性はある
『これでいいか』の向こう側に理想の待ち人がいたりする
そうやって探し出した生地で仕上げた作品は
確実に売れていく

新年早々
今そんな状況の真っ只中
緊急事態宣言が明ける頃
皆様を新作とともにお出迎え出るように

今年の冬の話

気が早いですが
今年の冬の作品について

冒頭の写真のコート
これは個人的にも今年の冬楽しみにしていた新作
スーパー100のメルトン
ココアブラウンというこれまでに使ったことのない色も
ダブル前のハーフ丈も
merphとして新しい挑戦だらけの期待と不安の塊
今年もう一度チャレンジしようと思います

そしてもう一つ悔しい思いをして今年に回したのがこのジャケット
イタリアからやってきたインパクトの強いグレンチェック
オレンジ×ライトブルー×ブラウン×アイボリー
そうは出会えないコンビネーション
一目惚れで購入を決めたんですが
コレクションベースで動く生地生産は昨年の冬の時点では
リアルタイムで作品を作る我々merphに必要な3反の在庫がなく
泣く泣く2021年に回すことになりました

店の片隅にかけていたこの作品を見他お客さんから
すでに何件もご予約をいただておりますので
今年こそはしっかり生地を確保しようと思っています
生産の段取りに入る5月くらいまでは店頭にこのサンプルがありますので
ご興味あればご試着ください

新年早々
またしても不穏な雰囲気が漂う日本ですが
雪が降ろうと猛暑日が続こうと
新しいウイルスがオーバーシュートしようと
merphはとにかくコートを作るしか考えていません
2021年もまた新しい作品を
皆様にご覧いただく所存です
よろしくどうぞ

恭賀新年

2021年
あけましておめでとうございます

2020年
思い出したくもない1年でしたが
逆に
忘れることのない出来事がたくさんありました

まず
わたくしごとですが
娘が誕生し家族が増えました
一足先に年始に弟夫婦にも娘が生まれ
一昨年の2月に他界した父からの代わりに2人も大切な家族が増えました

有限会社Sanctumとしては
15周年の節目の年
2月29日にみなさんと共に
音楽と美味しい食事で盛大に迎えようと企画したmerphoniaは
2日前の2月27日に中止をお伝えすることになりました
ご来場予定だった皆様や
出演者出店者関係者に多大な迷惑をおかけしたにもかかわらず
キャンセル料を請求するどころか
当日発売する予定だったグッズの販売にまで協力していただき
損失を最小限に留めてくれました
その後4月7日に緊急事態宣言が発動されましたが
その間も以前より私の服をご愛用していただいている皆様のご好意により
リリースした新作をご購入いただき
しっかりと運営を維持することができました

そして迎えられた新年2021年
2020年新型コロナウイルスに奪われたものを
すこしずつ取り戻して
洋服や音楽やうまいものを全開で楽しめる世界をもう一度
そう願います

本年もよろしくお願いします

 

『ここは知らないけど、知っている場所』

幻の15周年祭”merphonia”
そのメインヴィジュアルを描いてくれた近藤康平君の初の画集
『ここは知らないけど、知っている場所』が発売されました
弊社元スタッフの情報によると
岡崎の蔦屋でも入り口にドン!と積まれているそうです

彼との出会いは2年前の美保神社でのワンショットと竹原ピストルのライブ
その前夜祭の”calyboo”のライブでした
あらきゆうこと近藤康平そしてカナミネケイタロウの

ライブドローイングユニット”calyboo”のライブは
あらきゆうことカナミネケイタロウの演奏に合わせ
近藤康平がその曲からイメージした情景を描きあげて
それをプロジェクタで映し出していきます
瞬く間に絵が描き上がり
曲の展開に合わせてどんどん絵が変わっていきます
初めてみたそのライブでどっぷりと彼の絵にハマり
その日描き上がったがった絵を一枚買い上げてしまいました

今回発売された画集は
ライブドローイングではなく
これまでの彼個人の作品集です
変化していく即興の絵も面白いですが
じっくり描きこまれた作品の数々
魅入ってしまいます
中を紹介したいところですが
ぜひ手にとってご覧いただきたいので

Amazonなどでも購入できます
『ここは知らないけど、知っている場所』 近藤康平
で検索してみてくだい
素晴らしい一冊です

冬仕様完了

MR1154の追加生産が本日届きました
各サイズしっかりと補充完了です

オンラインストアにも格納しました
お時間あるときにのぞいてください

merph online store KAMMER

こちらの女性品番anm1090も好調です
こちらは初回でしっかりとストックしております

11月末からすっかり人通りが減ってしまい
当店も例外なく閑古鳥が鳴いて降りますが
ありがたいことにお電話でご注文いただいたり
ネットでご注文いただいたりで売上が上がって降ります

冬のコートはこれにて完納
現在春先用のポンチパーカを縫製中
少量ですが12月下旬に上がってきます
春のコートとシャツのサンプルも進んでいます
今回も慎重な生産にはなりますが
あくまで新作のリリースにこだわっていきます

まだまだ苦しい時間が続きますが
頑張りましょう

生地買い占めました

この非常事態に好成績を上げてくれているこちらの品番
MR1154
勇気をだして
ありったけの生地を買い占めまして
追加生産をしております

今週ようやくエクセラファスナーが届いたので
きっと縫製が始まっていると思います
size3がもうそこをつきそうだったので
できる限り急いでもらっております

重厚な見た目に反して
着用感は驚くほど軽く仕上げることができました
継続は裏切らない
そう思える仕事ができました

超軽量のこちらも好調です
MR1149
イタリアLIMONTAの撥水生地と中綿キルティングの裏地で
おそらくmeprh史上最軽量のコートかと思います

まだまだ本格的には寒くならないようですが
冬は必ずやってきます

去年の今頃

2019年の11月
売上も好調で新作の仕込みも順調で
恒例の撮影をビルの屋上で震えながら行なったり
打ち上げでしこたま肉を食らったり
そんな楽しい写真がたくさん残っていました

あれから一年
想像もしなかった未来は
未だ洋服を作る我々を苦しめています
いつ終わるかもしれないウイルスパニック
ある学者の推測によれば
2024年まで続くとか
そんな絶望的な可能性も視野に入れつつ
なんとかmerphという活動を続けていく努力と忍耐を
また来年もすることになるんでしょうね

しかし不思議なもので
そんな絶望的な一年に
なぜか今までになかったお仕事のご依頼をいただき
今年はたくさんのユニフォームデザインをさせていただきました
そして今もまた新たな案件が進行中です
嬉しいのはそのお話の全てが
私の服をご愛用いただくお客様の中からのご依頼であったことです
『運がいい』その一言で片付けられるような話ではないんです
PRも広告も営業もかけないmerphにとって
このようなお話をいただくのはこういう形しかないんです
だから全力でお応えしております

もうすぐ今年の11月も終わります
苦しい一年もだった2020年もあと12月ひと月となります
どうなることかと思った我が社も
なんとかこの苦境を乗り越えました
まだ終わってはいませんが
なんとかもう少しがんばれそうです
外出が制限される世の中にコートなんてと言われるかもしれません
それでも買ってくれる人がいる限り
続けます
創り続けます
春も新作をリリースします

高雄

先週
久しぶりに休みを取って
高雄パークウェイに行って来ました
見事な紅葉のトンネルが続き
そこを抜けて頂上に行くと
保津川を見下ろせる展望台にたどり着きました
そこから眺めた夕日は格別
できれば日の入りまで眺めていたかったところですが
今回は紅葉を楽しめる少し早い時間に出口へと向かいました

コロナの影響で
この三連休も昨年の盛況を取り戻すことはできず
まだまだ喜べる状況ではありませんが
慎重に進めて来た製作とそれを楽しんでいただける環境は持続できているかと思います
春の製作もすこずつ進行しています
来年もまだこの状況は続きそうですが
負けずに洋服を作り続けて行きます

獣道

二日ほど初夏の様な気温に襲われましたが
昨日から再び冬の気配が香る京都の街角です

そうなればmerphの出番でございます
紳士部門は冒頭のカモフラージュコートMR1154が好調です
淑女用はダントツでanm1089のトレンチコートがご支持いただいております
昨年も相当な数をお買い上げいただきましたが
今年も衰えることなく店頭から姿を消しております
ありがとうございます

冬の在庫はしっかり作りこみました
あとはご着用いただける方をお待ちしながら
来年の秋冬のアレヤコレヤを少しずつアイデアを書き留めながら
新しいコートを来年仕上げます

未曾有のウイルスパニックの後も
まだまだmerphの獣道は続きます

 

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