夏払い

今年のmerphの秋の装い
配色のコンビネーションの選定にじっくり時間を使いました

それも同系色の濃淡で組み合わせるものです
コーディネートを難しくならない程度の2色使い
それだけじゃなく
生地の表情も組み合わせています

春には裏地に対照的なカラーを配色して遊びました
秋もその流れでトライしたものも届きます
伝統的な生地とハイテク素材のコンビネーション
これも良い上がりになりそうです

今宵
京都は五山の送り火
今年は夏の暑さもすでに陰りを見せています
また盛り返すとは言われていますが
どことなく感じるこの雰囲気は
確実に私の好きな秋の気配です
今宵の送り火で
早いところ夏を追い払ってもらいたいところです

現在進行中のmerphの新作の数々
これから12月まで
得意のコートの入荷が続きます
今年もどれにするか迷わせますよ
ご期待ください

 

昇竜

8月12日
cassowaryの記念すべき10周年の日
実は私
ナゴヤドームにおりました

首位独走の広島カープを尻目に
ここぞと言うところで点が取れない中日は下位を徘徊
帰省に合わせて中日新聞で働く親戚に頼み
ナゴヤドームの一塁側の結構前の方の席のチケットを入手しまして
大事な記念日に
これからのcassowaryとmerphの命運を
同じく低迷を極める中日に託し
暗雲を切り裂く快勝を祈りながら
ナゴヤドームに向かいました

日本の球場で一番ホームランが出ないと言われる巨大なフィールド
期待するホームランの想像が脳内に描けないまま
試合開始
一巡目の攻撃は
いつもJsportsチャンネルで観る見事な凡打製造機打線の姿
今日もやっぱり苦戦かと
期待せずに迎えた二巡目の4回裏
大島のソロホームランが飛び出し先制
その後若松が2年前の躍進を思い出させる快投で無失点で七回をしのぎ
八回を又吉が豪速球で抑えると
その裏ゲレーロの特大2ランがレフトスタンド上段に飛び込み
最後はタジ魔人がビシッと抑えて
今シーズンのベストゲームといってもいい美しい勝利で飾ってくれました

強かった時の中日の姿を
私は8月12日にこの目に焼き付けました
八月に入ってから6勝2敗2分け
ようやく巻き返しを始めた中日ドラゴンズ
merphもそろそろ得意の秋冬シーズン
遅くなりましたが竜が昇るような
巻き返し開始します

10th

本日
8月12日はcassowary(旧KAMMER)の10周年の記念日です
毎年のように
この記念日は皆様にお伝えさせていただいております
看板を出さず取材を頑なに断ってきたこの店が
3年でほとんど姿を消すと言われる洋服店として
10年という長い間続けてこれたのも
お世辞抜きにして
たとえ1着であろうとも
我々の作品を見染めてくれた皆様のおかげです

本当にありがとうございます

これは心からの感謝です
我々の恩返しは皆様の期待に応えることです
それができなくなった時がcassowary終わりの日です

私にとって
己の仕事の象徴はこの店です
どんなことがあっても
この店はやり続けていきたいと
毎年この日にもう一度強く誓っています
今年もその日を迎えました

さて
堅苦しい物言いはここまで
良い日はやはり楽しく過ごしたいと思います
特に催しは企画しませんでしたが
冷蔵庫に我が社のお祝い事には欠かせない
黄色い星をまとった金色のソーマ
サッポロ黒ラベルを冷やしております
お時間と条件の整いました方がいらっしゃれば
ぜひ我々と乾杯をお付き合いください

これからもcassowaryは黒ラベルのキャッチコピー
『丸くなるな星になれ』を胸に
皆様の特別な1着をお届けできるよう
11年目を始めます

 

 

酒場の禁忌 背徳のハモフライ

京都の夏の代名詞
その中でずっと興味がわかなかったのが
『ハモ』

ハモ落とし
焼き霜造り
土瓶蒸し
まあ季節を食すという”粋”
そう理解して出されれば仕方なく食べていました
でも
できれば他の美味い魚が食べたいんです

フグもそう
結局美味いのはポン酢で
フグといえばせいぜいそのポン酢の土台
あの何かザラザラとした歯ざわり
少しも美味いと思わないわけです
それよりカワハギの方が幾分美味いし
アコウなど桁違いに美味しいと思ってしまうんです

などというと
『美味いやつを食ってない』とか
『名古屋人にはわからんわな』とか
他方からお叱りを受けるわけですが
旨くもなく
その上安くもないときたら
オーダーする理由がなかったんです

しかし
その私の『ハモ』に対する偏見を見事にイオン分解したのが
この『ハモフライ』です
丁寧に骨切りされた身は
見事にふっくらと膨らみ
サクサクの衣の中でしっとりと大変身しています
これをウスターソースとマヨネーズで食べるんです
ハモをウスターソースで食べるという
贅沢な神々の戯れ
ハモをマヨネーズで食べるという
背徳の大人の遊び
それをキンキンに冷えた生ビールで流し込むという
老舗の酒場の禁忌

京都に巣食うて二十年
遅ればせながら
私、ハモにハマりました

先立つ生地

今年の秋の店頭を飾る作品たちの生地が
日々工場へと旅立っております

年々少なくなる国内工場
その中でも簡単ではない面倒な服を少量から引き受けてくれる
心意気のある工場のキャパを抑えるのは至難の技
時期を逃さず店頭に作品を揃えるためには
早い段階で生地を出荷できるように
cassowaryで数ヶ月前から待機させなくちゃいけないわけです
こっちのタイミングで送って
こっちの都合のいい時に仕上がってくるなんてわけないんです

現在進行している仕込みは
merph5型 merph_anima2型
気を失いそうになる生地の請求書に身震いしながら
1日も早く形になって堺町六角に戻ってくることを祈り
福山通運の送り状を
成功祈願のお札のごとく念を込めて貼り付けて
西へ東へと出荷します

merphは今年も新作を作らせていただきます
購入してくれた皆様に感謝
新作も気に入っていただけるように
しっかり仕込みます

光毒性

さあ
始まりました
太陽アレルギーの冷やし中華好きにとって
試練の季節

太陽アレルギーは
紫外線と血中のソラレンの反応によって起こるらしいとのこと
ソラレンには光毒性があり紫外線の感受性を高め
吸収しやすくしてしまうお肌の敵
そのソラレン
きゅうりに豊富に含まれるらしい
この時期週に8食は冷やし中華を食すわたくし
きゅうりを大量に細切りにし
ごま油で和えてどっさりと載せる
一週間のきゅうりの消費量たるや15本
15分
外を歩いて太陽を浴びただけで
両腕には細かい発疹
それが夜の酒で炎症が加速するんです

早く秋になってほしい
切に願う葉月の初日です

エナジードリンク

夏が本格的に嫌がらせを始めた七月の末
merph製作部隊(一人)は重い腰を上げ
怒涛の勢いでアレヤコレヤと仕込み進行
その数たるやひと夜に飲むビールに並ぶ
毎日のように店頭に届いては旅立つ反物
少し目をはなすと溢れるメールボックス
少し気を抜けば時計の長針は素早く一周
15分も経ったと思いきや1時間15分
集中しすぎて時間感覚は圧倒的周回遅れ
そんな時ほど次から次へと閃きの暴風雨
18時半締め切りの仕様書もそっちのけ
そうこうしてたら7月26日も閉店時刻
明日は金沢月とトネリコでバーテンダー
その前に今宵は冷えたサッポロ黒ラベル

 

army of me

MR1114 navyの快進撃の影に隠れたMR1114 armyですが
こちらもなかなかの気に入っております
同系色の2トーンも好きなバランスでまとまりました

私自身はこちらを購入いたしました
日本の気候として
もっとも着用機会の多いジャケットはコットンの一枚仕立て
そう思います
裏地をつけない場合は
私の大好きなパイピング仕上げです

綺麗に仕上がりました
裏返って地面に落ちても美しく
これは特別なことではなく
当たり前の仕上げです
時々お褒めに預かりますが
私の服が上等なのではなく
そうじゃない服が多くなって見慣れていないだけなんです

私はarmyにすることにしました
根気よく優しく洗って
少し色が落ち着いてきた頃
この服は完成です
楽しみにしてます

navyのfirst strike

MR1114 navyへの問い合わせが集中している
正直
もう一色のMR1114 army

こちらに購入者が集中すると予想していた
しかし店頭に出して見たら

こっちの勝ちだった
競争相手が黒でもカーキでも
いつも苦戦する”永遠の二番手”navyでこの好スタートは初体験

このMR1114の2色ともに
裏地をつけず、配色されたパイピング仕上げ
ぜひ、洗い混んでじっくり育ててください
少し色あせてきたとき
c/# armyの逆襲が始まりますよ

さて
静かに始まったmerphの秋衣
今回はこう言う同じ色のコンビネーション
同色2トーンを何作かリリースします
お楽しみに

MR1114 navy

MR1114 army

 

 

Austin2017

展示会で一年を二つに分けて製作するんじゃなくて
常に何かを生産していくやり方に変えた2017年
着丈1m越えのウールのロングシャツを紹介した翌日に
ショーツを紹介するわけです

新型のチノクロスのバミューダショーツは
往年のテニスプレーヤーにあやかりAustinと呼んでおります
だから大体毎年
ウインブルドン付近の納品にしております

二枚重ねを『暑くないか』とご指摘いただくことが多いのですが
カットソー生地で着用感を決めて
上に乗せた生地で見栄えを立てるこのAustin
ご好評いただいております
まあ
夏は何も穿かなくたって
暑いんです

広島に近日着用写真を撮ってもらいましょう
お楽しみに

 

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