また初めから

2019年の原価計算表は
まだほとんどガラ空き
カットソーの段にようやく一つ数字が入った

これが年末までに数字でびっしりに埋まります
長年かけて作り上げた一発で上代計算ができるプログラム
水牛ボタンを一桁間違えて発注かけたり
裁断してみたら裏地が全く足りないなんていう悲劇を避ける
merphのセキュリティーシステムです

今年の秋冬で見出したmerph法典
『創りたいものしか作らない』
『在庫は売れると思った数の2倍』
『そこまでしなくていいかは封印』
『一応もう一色作っておくかは封印』
洋服屋というものを勘違いしていたことを勉強した一年
そして自分の身の丈を改めて学んだ一年
無理をして上を望んでもダメだけど
我慢して下で愚痴を言っててもダメ
自分にぴったりのやり方で全力をだします

KGC(キンググランパスカーディナル)

春には必ず鮮やかなブルーの作品を作ります
我らが中日ドラゴンズの優勝を願い
RDB(ロイヤルドラゴンズブルー)で店を染めます

そしてもう一色
これからmerphの代名詞となり得るかもしれない色ができました
世界的スターが幾度とその歴史に名を刻み
そして日本を代表するあの本田圭佑を世界へ送り出したクラブ
名古屋グランパス
そのグランパスレッドとほぼ同じスペックのmerph cardinal melton
ここ数年低迷が続き
Jリーグオリジナル10でありながら
昨年はJ2に沈むという屈辱を味わいました
今年なんとかJ1に上がるも中盤はダントツの最下位
しかしW杯開けに突然連勝し出し
一時は安全圏に脱したのですが
再び連敗しじわりじわりと降格圏に沈んできました

昨日はその運命のJ1最終節
同じ勝ち点で並んだ湘南とのホームでの直接対決
12位から16位までが勝ち点1差で地獄の入口が見えている大混戦
ドキドキしながらキックオフを待っていましたが
美保神社の力を得た今のcassowaryが
土曜日に呑気にサッカーの速報をチェックできる状況になるわけがなく
ようやく速報をクリックできたのはハーフタイムでした

ずらりと並ぶ最終節同時キックオフの9試合の途中経過
祈りながらスクロールし飛び込んできた絶望的0−2の現実
ちなみに試合開始前のグランパスの順位は16位
このままでは他会場の結果に関係なく
J2とのプレーオフへの切符が渡されてしまいます
まずは後半の反撃を信じそのまま速報をキープウォッチング

後半
すぐにジョーがPK1点を返し
その後ふたたびジョーのPKで同点に追いつきます
さあこのまま逆転と一人興奮しているところへ
神奈川から常連さんがご来訪
事情を説明し一緒に観戦してもらいながらの接客開始
奥様はJリーグ通で私と共にこの世紀の大混戦にのめり込み
旦那様はひたすらコートを試着
しかしグランパスはそのまま2−2の引き分けに終わります

そうなると他会場の結果
同じ勝ち点40で得失点差で14位だった鳥栖が
鹿島に負けていればグランパスは救われます
しかし同時キックオフのカシマスタジアムの結果は
無情にも0−0の引き分け
勝ち点41の横浜Mが8点失点以上の大敗してくれればという淡い期待は
やはり現実的ではなく
残すは勝ち点41ながら得失点差が−12の磐田が
川崎に負けてくれることを祈るしかないのですが
同時キックオフ
速報の欄には川崎1−1磐田の文字
仕方がない
勝てなかったのが全て
気持ちをプレーオフへと切り替え用とした瞬間
川崎1−1磐田の下に見えた『後半49分』の文字
同時キックオフでロスタイムも同じだったため
もう試合が終わったと思い込んでいましたが
まだ試合は終わっていなかった!
こんな時はとんでもないドラマが起きるもの
今年のmerphの快進撃のように
何か得体の知れない力のひと推しを指先に期待し
テキスト速報をクリック
ずらりと並ぶ両チームの攻防を文字にしたその最上段
『川崎F GOOOOOAL!!』の七色の文字
静まり返る私と常連さん
いつのまにか旦那様もコートを試着したまま参加
こんなことが起きるのです
奇しくも
川崎フロンターレといえば
元グランパス監督 風間八宏が長年指揮を取ってきたチーム
話が出来過ぎです

この奇跡の瞬間を共にした常連さんと乾杯せずにはいられません
冷蔵庫に冷えていたスミノフアイスで興奮を沈め
旦那様に冷静になってもらった上で
最後のキャメルトレンチコートをお買い上げいただきました

春夏のドラゴンズブルー
そして秋冬グランパスカーディナル
思いは必ず届くと信じます
そして残留ではなく
優勝を祝いたい
その時はスミノフアイスじゃなく
シャンパーニュで痛快な音を上げて
海の王者シャチの軍団の鮮烈の赤をまとって

というわけで
来年の秋冬もまたあのメルトンを作ることにします
特に淑女用
毎日のようにレディース完売の件お叱りを受けていますしね

師走スパート

11月が終わりました
なかなか寒さが本格化しない中
まだ着ることができない冬本番のコートたちが
次から次へと店頭から消えて行きました
数えてみればちょうど80着

そんな中気がかりなのは
広島の皆様にmerphをご覧いただけなくなったことです
何件もお問い合わせをいただき
実物をご覧になりたいとご希望いただきましたが
現状その環境を作れないでおります
在庫は昨年までの倍ほど仕込んでおりますので
まだまだ12月コートを選んでいただける状況を保っております
お電話やメールで問い合わせいただければ
細かく説明させていただきますので
お気軽にお問い合わせください

また
広島だけでなく
日本中から最近非常に多くのお問い合わせいただいております
宣伝もせずなんでこんなになったのか
今日もとあるマーケティングマネージメントの大学教授と
オープンから小一時間
コーヒーを飲みながら分析しておりました
いつか本にしたいと思います(笑)

コートが売れすぎてwebshopが全く更新できていませんが
ご希望の作品がございましたらこちらへお問い合わせください
その際は必ずお名前をご記載ください
無記名ですとお問い合わせが仕分けできないため
ご協力ください
通販は三営業日以内のお振込か
メールによるカード決済システムをご利用いただけます
その場合期日は当日限りとなりますのでご了承ください

ロケットスタートを決めた淑女用merphに
このところスロースターターの紳士用merphが巻き返してきております
それでもまだまだサイズカラー共に在庫はございます
勇気を出して仕込んだ数量
間違いじゃなかったようです

12月もコートのmerph
皆様のご来訪をお待ちしております

塹壕外套MR1131

今シーズンのmerph紳士ナンバーワンはこいつでした
たった20着しか作らなかったことをお詫びします
店頭に最後のサイズ3が主人を待っています
この週末あっさりと見つかるでしょう

黒もじわじわと追い上げを見せています
私はこちらを選びました

今回のトレンチ
決して生地は軽くないのですが
試着すると皆さん『軽い!』と言ってくれます
それはきっとパターン技術のせいでしょう
人の体に沿う優しい曲線
余裕を持ちながらシェイプを保つ
merphの命綱です

さて
迂闊にも風邪を引いてしまいました
そこで本日は19時にて店じまいさせていただき
温かい鍋を食べて回復を促します
今週末も皆様の怒涛のご来店お待ちしてます
まだまだ在庫ございます
コートしか創らなくなったmerphのリスタート
とくとご覧ください

 

カニで迎えて肉で送る

会社の売り上げ記録を更新しまくった三連休
三日間で30本を超えるコートのオーナーが決まりました
それを一人で対応しておりましたので
待っていただいたり諦めて帰ってしまわれたお客さんには
本当に申し訳ないと感じています
早くスタッフを探してこの状況打開します

そして
昨日は店を閉めておりました
忙しすぎた連休明けにゆっくりしていたわけではなく
いろんな条件が奇跡的に揃ったので
急遽merph BEST seasonの作品を
東京からモデルを招いて撮影を行ってきました
おなじみのショウゴに加えて
念願かない今回は奥様の花楓さんもきてもらいました
かつて所属した事務所から独立し開業したお祝いを兼ねて
福松でとっておきのコッペを用意して迎えました

ちゃんとその道だけで飯を食ってるプロフェッショナルと
一緒に仕事をするといつも何か置き土産をもらえるんです
私は服を作る仕事をしているので
こういう刺激が何よりも次の制作のエネルギーになります
撮影を終えた今日
早速春の新作の仕込みを始めました

素晴らしい撮影を終えて
関わってくれた皆様へせめてものお礼として
巴里本舗にて打ち上げ
終始笑いの絶えない
なんとも素晴らしい1日でした
また春にも同じメンバーで撮影ができるように
merphをしっかり輝かせて
春夏を迎えたいと思います

 

火曜日なのに

午後5時
今ようやく一段落
開店から怒涛の来客

もう
平日も休日も関係ない
毎日がてんやわんや
嬉しい限りです

じっくり文章書きたいですが
接客の合間に制作をしなくちゃいけないのに
ここ1ヶ月忙しすぎて全然できていないので
今から絵を描きます

お待ちいただいておりました
淑女用トレンチが届きました
この品番を持ちまして
今年のmerph打ち止めとなります
在庫しっかり揃っています
さあ
あなたはどの外套になさいますか?

堺町六角外套専門店

店をコートとジャケットだけにしました
ここ数週間
コートしか売れません
私もコートしか創りたくないわけですし
これが順当な結果と思います

もちろんカットソーもパーカもパンツもあります
しかしそれは店頭には出さず接客の流れでお見せしておりますので
お声がけください

ちなみに現在のトップランカーはこちらです
入荷から毎日旅立っております
各サイズ8枚用意しておりますが
争奪戦必至です
お早めに

近々なんとかwebshopにもアップしたいと思います

三年越し

この生地に出会ったのは3年前の夏
でもその時はすでに完売の状態でした
絶対にこれでトレンチを創りたい
そう思い
翌年
夏が来る前に問い合わせたのにもかかわらず
すでに在庫は皆無
この生地のツラ
それは手がかかるのは当然
大量に作られているわけではないのは想像がつきます
しかしここまでとは
そこで今年は冬が終わる前に予約をしました

そしてついに
今年camelとblackの二色
合計200mを死守
そしてついに念願のトレンチコートとなり
cassowaryに参上致しました

待った甲斐がありました
言ってしまえばフェイクスウェードなんですが
私はこの仕上がりに『フェイク』という言葉が使えません

もうすぐmerph_animaの淑女バージョンも届きます
そしてその納品を持って2018年のmerph
打ち止めです
おそらく過去最高の成績で一年を終えることができると思います
そしてすぐさま春のコートの仕込みに入ります
コートコートコート
とにかくコートを創り続けます

BEST season

2005年にlaluと名乗り始めた『洋服を創る』という仕事
2012年にmerphと名前を改めて
迎えた14回目の秋冬シーズン
春夏を含めると28回の制作ターンにおいて
声を大にして宣言いたします
今シーズン『merphのベストシーズン』です

今までたくさん苦労してきました
しかしその苦労の種は自ら巻いたものです
自分の服は価値がないのかと落ち込みました
しかし
実らなかった種ばかりではありませんでした
cassowaryという最大の収穫があったわけです

そういえばこの店はやたらと植物が育ちます
植物の専門家も驚くほどに
エバーフレッシュは小さな鉢で見事なまでに大きくなりました
きっと何かあるのでしょう
外へ外へと大きくなることに囚われて
ずっと見落としていました
cassowaryというこの街角の洋服店は
もうしっかりとした歴史と実力が備わってその力を持て余していました

毎日たくさんのお問い合わせありがとうございます
今年のコートのどの品番にも毎日のようにご連絡いただいてます
そしてそれだけではなく
地方でmerphを見れないかというご質問も何件もいただきます
特に東京の方からの東京出店の激励は後をたちません。
しかし今は我慢の時
京都で全力を出し切ります
できるだけ早くいいお知らせを届けられるように

ブランドの名前に頼ってしか服を売れない店が
自分たちがそうだということにも気づかないうちに
どんどん姿を消しています
ゾゾのせいにして
メーカーのせいにして
時代のせいにして
本当にそうでしょうか
生地がどうできているかも知らず
ただ単語をコピーしてペーストして羅列するだけの説明文で
仕事したつもりになっていたのは誰でしょう
だから
merphはそこをしっかりやろうと思いました
しかし簡単じゃなかった
cassowaryを除いて

これからまず
この理想の店を限界まで成長させてみます
美保神社で引いたおみくじに書いてありました
『今は積極的に進むよりも一歩下がって平安を守るとき』
実は神様より前に
ずっとうちに女性スタッフ陣に言われ続けていることです
彼女たちに言わせれば
10年前からそうですよって感じでしょう
『じっと我慢の子 何事も八分目』
我慢というのは苦しいことに対してするんじゃなく
欲を我慢することだったんだと四十半ばで理解しました

ただし
洋服作りは全力で参ります
逆にその遠慮はこの店には禁物
都合のいい店ではなく
むき出しの店です
さあそれでは春の仕込みに入ります
ご期待ください

朱の鎧

やっと届きました
ただし先上げのsize3が1着のみ

試着してみましたが
このボリュームに反し
軽い
そして
柔らかい

ふわりと立ち上がるmerphの伝家の宝刀
さあ迷う
個人買いはどちらの朱の鎧にするか
シンプルにバルマカーンか
圧倒的な佇まいのフィールドコートか
などと迷っているところに最終兵器トレンチコートが到着
このキャメルがまた素晴らしい…

明日に続く…..

 

back 12 3 4 5 6