All need is

気温がグググと下がりましたね
京都の空は雲ひとつなく
爽やかな風が狭い路地を吹き抜けています

さて
店頭には弊社創業時から屋台骨を支えている
ジップアップパーカが戦線に加わり
長らくお待ちいただいていた顧客様から
トルソーに飾ってある姿を見て飛び込みのお客様まで
次々とお買い上げいただき
三連休であっという間に11着が売れました
紳士用のblack/size1は残り2枚となっております

そして
そのベテランの活躍に刺激されてか
ここのところ打率を伸ばしておりますのは
一年目のこの作品

春に白と黒の二色で登録するも
瞬く間に完売し
後半戦の一番手として
新色terra cottaを投入致しました
当店は昔から秋冬の場合
まずコートやジャケットから売れて
その後中に着る物が売れ始めるのですが
この作品もまさにここにきてメキメキと成績を上げています

その理由は私個人の見解ではありますが
この茶色とベージュともいえない色にあると思います

茶色では濃すぎてインナーに向かない
でもベージュでは嫌う色が多くてコーディネートの幅が狭くなる
しかしこのまさにterra cottaと名付けた素焼きのような色な色ならば
多くの色と良い関係を築いてくれるわけです

現に今回のトレンチコートの三色に
どれともすんなりと中で使えるコンビネーションを発揮しております
おかげでトルソーにこれを着せておけば
上を変えるだけでコーディネート変更完了となります

このユーティリティープレーヤー
じわじわと売れ続けていよいよ完売が迫ってまいりました
男女問わず
175cm以上の方はMR2072_terra cottaがオススメです
170cm以下の方だとanm2017_terra cottaが良いかと

ちなみに
現状白と黒もいかにて在庫がかろうじて残っております
MR2072_white
anm2017_white(在庫が後1着なのでonline storeから削除してます)
anm2017_black

年中使えるこのドルマンシャツ
新しいmerphのベテランになってくれると嬉しいです

風来坊

名古屋に帰ってきました
二月に亡くなった父の月命日と
初盆に台風直撃で帰省できなかったので
祖父母の墓参りへ
九月らしからぬ猛暑の中
あえて熱々のカレーきしめんを決めてから
最も暑い昼下がりに汗だくになって墓を掃除して
一旦家に帰って体を休め
弟夫婦の新居へお祝いを持って再び出動
偶然お寺さんにも近いので
お経をあげていただいて
あっという間に日が落ちました

せっかく栄の方へ出たので
家族みんなで食事へ行くことになったのですが
我が家は父の外食嫌いのせいで
家族で外食という思い出が極端に少なく
いざみんなで食事行こうとなっても
昔からの行きつけとかがないので
非常に困るわけです
そこで
こういう時はずっと食べてきた母の手料理と真逆にあるものにしよう
ということになり
名古屋伝統のソウルフード手羽先の『風来坊』に決定
全国的には手羽先といえば『山ちゃん』の方が有名だと思いますが
高校までしか名古屋にいなかった私は山ちゃんの存在を京都で知ったので
行ったことがありません
そして今後も行きません
手羽先は
『風来坊』一択です

連休明けの火曜日
仕事終わりのサラリーマンが今かけてる仕事の話で盛り上がる中
ただ一組家族で盛り上がる五人
お騒がせいたしました
なんだかいつも実家でしか食事してなかったメンツです
とても新鮮な夕食でした

さて次回の名古屋帰省は
きっともう涼しくなった頃だと思うので
味噌煮込みでも食いに行こうかと思います
もちろん『山本屋』じゃ、ございませんよ

再燃

ここにきて
三層コートのオレンジが売れています
今年の春の作品ですが
しっかりと数量仕込んでおいたので
淑女用はまだサイズが揃っています
紳士用はサイズ2、3は完売し、サイズ1のみとなっておりますが
好調のトレンチコートの陰で確実に在庫後減ってきています

今年の秋冬は
昨年全く生産数が足りなかった作品のリリースに
専念するシーズンとなってしまいました
もちろん新型も仕込んでおりますが
とにかく何を生産しても数が足りない状況です

コートに関しては
これまで卸や他の直営店に在庫を回していた数量を
全て京都のみで販売し
さらにその数量の1.5倍の数を生産しているにもかかわらず
心配なのは『売り切れるのか』ではなく
『これで足りるのか』というところ
様子を見て追加生産を企てていたトレンチは
先にもここで書いたように
その縫いにくさから
今後この生地の縫製は受けないとお達しがきてしまった状況
納品されたトレンチはすでに40着ほど売れているので
残りまだまだ50着ほどあるけれども
まだ9月半ば
昨年歴代最高売り上げを叩いた11月に在庫あるかどうか
期待してきてくれる皆様に
今後の新作を含め
できる限りの数量をご用意できるようにしたいと思ってはおりますが
なにぶんどの生地にしてもオリジナルだったり
もともと在庫がそれだけのものだったりするので
なかなか『はい増産』とはいかず
さらにmerph独自のカットやアイデアは
どこの工場もいい顔をしてくれないものばかりなので
日々デスクで『何か』を探しています

とは言え
『コートが売れない』『店で服が売れない』と言われるこのご時世に
『コートしか売れない』『店でしか服が売れない』と叫ぶ当店は
96着のトレンチコートに続き
これからおよそ250着のコートがやってきます
紳士用淑女用共に3型ずつ仕込んでいます
さらに昨日ご報告させていただいた
ジップアップパーカとスヌードの再発売と
春に即完売してしまったデニムパッチのスウェットパンツ
それに新バージョンといたしましてアーミーナイロンツイルを叩いた
ブラックも仕込んでおります

連休連発の秋
京都の街角でただひたすら洋服を仕込み
ずらりと並べて待ち構えております
時々土日祝構わず休みますが
なるべく毎日12:00からカウンターでパソコン叩きながら
皆様をお待ちしております

 

be merph

今日は少し涼しい
昨夜は空調なしで眠りました
このまま京都が潔く秋に包まれてくれるといいのですが

九月は三連休が二回もありますが
それぞれの前に新作の入荷が間に合いました

冒頭のパーカ
今年は寸法の改定をしました
淑女用も紳士用も身幅とアームホールと袖幅にゆとりをとりました

裏毛は起毛しています
ふわりと肌触りも良い仕上がりです

色はashとblackです
まずはこの王道の2色にて
年を通してたくさんのご新規様にご来店いただきますので
meprhの歴史を支えてくれたこの作品も
ご覧いただこうと
今年も少しカスタムして
店頭に揃えました

さて明日から三連休
羨ましい限りですが
cassowaryでお待ちしてます

植物が育つ店は長く続く

最近
毎日のように爆発するような雷と
波打つような豪雨に襲われていたのに
今日は久しぶりに雨も降らず落日を迎えそうです

久しぶりの晴れた京都の街
六角堺町の角には一日中よく陽が差し込んできます
そのせいでしょうか
あらゆる植物がよく育ちます
この私が育てているというのに

初めて育てたのはゴムの木だったと思います
あれほど強いと噂のゴムの木を
すぐさま枯らしたのは中学の頃でしたでしょうか
そこからパキラ、コンシンネ、ベンジャミンと
名だたる『世話いらず』『肥料いらず』の木々たちを
次々と枯らしてきた観葉植物キラーは私です
その私しでも
この店で育てると植物が枯れません
枯れるどころかよく育ちます
というわけで
新たに
モンステラ
ウンベラータ
そしてリベンジとしてパキラ
この三つを店頭に加えました

まだ三つとも小さな鉢ですが
植物が枯れないこの店を
長く続けられるなら
三つとも大きく育つでしょう

復帰

天気予報ではまだまだ暑い日が続くとのことですが
今年のmerphの入荷は順調に進んでおります

さて
本日入荷しましたのはこちらのスヌード
2年前に2トーンで製作しまして
たくさんの方にご購入いただきました
その2015年にもブルーグレーとワインレッドの2色展開で製作し
共に完売しておりました
1色のロットが30本ですので
なかなか発注に勇気がいるのですが
嬉しいことにこの2年間店頭でたくさんのご購入希望をいただき
今年ダークグレーとベージュにて再び製作しました

久しぶりの製作ですので少し解説を
通常のスヌードは単に輪になっているものが多いと思います
しかしそれでは巻くときに
二重にすると長すぎて前に垂れてしまいます
それをボリュームが出るように短い輪にすれば
今度ハムときにきつすぎて首元が苦しくなります
そこで最初から半ひねりしたメビウスの輪の状態にしました
これにより区部にかければ最初から八の字状態になるので
すんなりと首元を覆い尽くし
ボリュームのある状態で巻くことができます
顔に触れるので肌触りにも配慮し
メリノ種のベビーウールを使用しています

また
八の字の状態を利用して
肩にかけてボレロのように使うこともできます

今年もしっかり30本ずつ仕込みました
いや
30本は今のこの店にとっては
ちょっと頼りない数字です
でも追加するのは再び30本から
洋服を作るのは自由じゃございません